新日本プロレスから移籍したKUSHIDAのNXTデビュー3戦目はドリュー・グラックが相手だった。
KUSHIDAはグラック得意の関節技に対してジャパニーズスタイルで対応。ヘッドロックから卍固めを決めると、腕ひしぎ逆十字固めでグラックの腕にダメージを与えていく。グラックもアンクルロックで形勢逆転を狙ったが、KUSHIDAはグラックにシェル・ショックでマットにたたき付けると、そのまま丸め込んで3カウント。サブミッションの力が試された試合だったが、KUSHIDAの横綱相撲に現地のファンも大きな拍手を送っている。
KUSHIDAはNXTデビューから3連勝。試合後、両者はにらみ合うとグラックは「お前は臆病者だ」とKUSHIDAを挑発。バックステージのインタビューではKUSHIDAに改めてサブミッションマッチを要求。2人の因縁がさらに進展しそうだ。
一方、6月2日に開催されるビッグマッチ「NXTテイクオーバー:XXV」でNXT女子王座戦に臨む挑戦者の紫雷イオと、チャンピオンのシェイナ・ベイズラーがインタビューに登場した。MMAフォー・ホースウィメンのメンバーとともに現れたシェイナは、イオの竹刀襲撃に対して「テイクオーバーでは武器は許されてないし、仲間もいないでしょ。私には仲間がいるのよ」と笑みを浮かべながら余裕のコメントを残して立ち去った。
これに挑戦者のイオは「シェイナとその仲間たちなんて全然怖くないし、テイクオーバーに仲間が来ても問題ない。それにシェイナを倒すのに竹刀も必要ない」と強気のコメントでタイトルマッチへの自信を示した。そこに先週、イオに救出されたキャンディス・レラエが現れてセコンドにつくと申し出ると、イオも快諾。タイトルマッチに挑むイオにとって心強い味方が加わることになった。今回のタイトルマッチは両陣営ともに総力戦になりそうだ。
文 / どら増田
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