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「全力で闘ってみせる」元WWEアンブローズと新日本6.5両国で対戦のジュースが会見

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ジュース・ロビンソン

 新日本プロレスは28日、都内の本社で『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.26』最終戦、6.5東京・両国国技館大会に関する会見を行った。

 前日27日に元WWEスーパースターで、ディーン・アンブローズからリングネームを変えたジョン・モクスリーがツイッターで6.5両国大会に参戦する意思表示をしていた。会見で菅林直樹会長は、IWGP USヘビー級選手権試合として王者のジュース・ロビンソンに、モクスリーが挑戦するタイトルマッチを開くと発表。ジュースも登壇し、モクスリーとの思い出や対戦への意気込みを語った。

 ジュースは「この対戦が決まる前、ずっと『対戦相手が欲しい』『チャレンジャーを募集している』と話したが、誰が来るか前もって知っておくべきだったかもしれない。いや、知っていたのかもしれない。お前がこうやってまた俺の前に再び現れた。ジョン・モクスリー。当時はそういう名前ではなかった。ディーン・アンブローズ。そして、俺はジュース・ロビンソンではなく、CJパーカーと名乗っていた。これはもう8年の前のフロリダでの話だ」とWWEの育成組織FCW(後にNXTと統合)で一緒だったことを明かした。

 「ディーンとCJは仲が良く、CJはディーンのことを先輩として慕っていた。ディーンはよく自分をバーに誘ってくれて、いろんなことを教えてくれた。そして、この俺もディーンを先輩として、自分よりも優れたレスラーとして尊敬していたから、たくさんの話をした。車で旅をすることもあれば、いろんなところにも巡業に行った」と感慨深げにモクスリーとのエピソードを披露した。

 その後、モクスリーはWWE本隊に昇格、ジュースは「CJパーカーという名前を捨て、自分はジュース・ロビンソンという名を名乗り新日本プロレスのレスラーとして活動を始めた」のだから運命は分からない。あれから8年が経って、ジュースのIWGP US王座にモクスリーが挑戦する日が来るとは思いもよらなかっただろう。

 「みんな、ジョン・モクスリーが俺を倒すところを見たいのかもしれないが、そうはいかない」

 フロリダ時代は1度だけシングルで対戦し、モクスリーが勝利している。「当時の自分は今のヤングライオンのウエムラ、ツジ、ナリタ、ウミノ。ああいったあたりの自分が、当時のフロリダの自分」とジュースが話しているように、参考にはならない。ジュースは新日本に“留学“しWWEスーパースターに負けない技術を手に入れている。新日本のプライドを持っているだけに、ビッグネームのかませ犬になる気はさらさらない。

 「俺はこの新日本プロレスのために闘っている。ジョン・モクスリーに何ができるかではなく、ジュース・ロビンソンがジョン・モクスリーに対して何ができるか。そこが大事だと思っている。俺は両国で笑顔を持って、ダンスを踊るような試合はしない。全力で闘ってみせる」

 近年ではクリス・ジェリコとケニー・オメガ、古くはスタン・ハンセンとビッグバン・ベイダー、ハンセンとハルク・ホーガンなどの外国人対決が行われ、日本のファンの胸を打った。ジェリコの対戦相手もそうだったが、モクスリーはツイッターで約69万人のフォロワーを抱え、発信力と世界的な存在感を持つ。ジュース・ロビンソンの名を世界に知らしめるチャンスでもある。ジュースのジャパニーズドリームに期待したい。

取材・文 / どら増田
写真 / 舩橋諄

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