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解決に向かって動き出しそうな土屋アンナの舞台中止訴訟

 女優で歌手の土屋アンナが主演舞台の稽古に参加せず、公演中止となり、製作側が約3000万円の損害賠償を求めた訴訟の第3回口頭弁論が3日、東京地裁で行われ、裁判長が原告・被告双方に和解を勧告したことを各スポーツ紙が報じている。

 各紙によると、この日の裁判では原告側の制作会社社長の甲斐智陽こと高橋茂氏は出席したが、土屋はこれまで同様姿を見せず。

 裁判長は裁判に至るまでの経緯や事実確認を淡々とこなし、双方の主張を聞いていたが、「お互い、最初は歌を目指す障害者に共感して応援しようという同じ思いだったはず。そういう尊い気持ちでやっていたのに、いつまでもお互い非難する裁判を続けるのはどうなのか。原点に戻って、話し合いをするのはできないのか」と双方に和解を勧告したというのだ。

 公判後、報道陣の取材に応じた高橋氏は「こちらの言っていることを認められるのであれば、拒否するものではない」とし、和解には応じる構え。それでも、「話し合いは望むところだけど、土屋が謝罪することが条件。いろんな損害が出ているので、金額もビタ一文まけられない」とまくしたてたというが、双方の“歩み寄り”の可能性は十分にありそうだという。

 「高橋氏は“言いだしっぺ”で、いつも裁判の前に某テレビ局の情報番組で持論をまくしたて、すっかりキャラができあがっているので、そう簡単に降りることはできない。とはいえ、高橋氏が受けた損害の具体的な金額は謎。土屋のギャラが210万なのに高橋氏の演出・脚本料が300万円など、かなりふっかけているような印象があり、土屋サイドが謝罪し、それなりの金額を提示すれば折れるのでは」(芸能記者)

 果たして、土屋サイドはどう出るか?

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