中山といえば、「君の瞳に恋してる!」(89年)、「すてきな片想い」(90年)、「逢いたい時にあなたはいない…」(91年)など、80年代後半から90年代前半のフジテレビ黄金期に主演した月9ドラマがことごとくヒットした。
もともとアイドル歌手として人気があり、月9の主題歌も女性歌手では最多の4度担当している。
「一時期は“ドラマ女王”の名をほしいままにし、01年の主演ドラマ『Love Story』(TBS系)の平均視聴率が20%越えを達成。これにより80年代、90年代、2000年代の三世代で主演ドラマ平均視聴率20%越えを達成した唯一の女優となった」(テレビ局関係者)
その後、ミュージシャンで小説家の辻仁成と結婚し仏・パリに移住。辻との間に1人息子がいたが、14年に辻と協議離婚が成立。息子は辻が引き取った。
「離婚前、音楽家との交際が報じられ不倫疑惑が浮上。それによってイメージダウンが避けられなかった」(芸能記者)
離婚後、その活動はそれほど話題にならず、もはやかつての“商品価値”は大暴落したような印象なのだが…。
同誌によると、フジのドラマのヒロイン役が決定。中高年恋愛を描いた弘兼憲史氏のコミック「黄昏流星群」が原作で、相手役は佐々木蔵之介ら。官能的シーンも多い原作である。
銀行員の妻役の中山が娘の婚約者に恋心を抱く物語で、中山の私生活と重なる部分もあるようだ。
ドラマがヒットすれば、中山はかつて自分を売り出してくれたフジに“恩返し”することができそうだ。