「すごく、いいゴルフをしてたのに、上がり3ホールがもったいなかった。残り2日間、新しい気持ちで行かないと、ズルズル引きずっちゃう。ほんと、(上がり)3ホールがもったいないという感じです」
上田は、“もったいない”と2度も言って、悔しさを露わにした。初日は首位に1打差の2位と絶好のスタートを切った。この日も10番と14番でバーディーを奪うなど、一時は通算9アンダーとスコアを伸ばし、不動に1打差の2位に浮上した。
しかし、上がりの16番から悪夢が待っていた。3連続ボギー。最終18番は60cmのパーパットを外し、自分に怒りを爆発させるかのように、パターを叩きつけるしぐさを見せた。
「毎日(コースコンディションが)変わるのが全英。気を抜かないようにしないと…」
そう、言い聞かせていながらの失速。しかし、アメリカでもまれて簡単には崩れなくなった。決勝ラウンドの残り2日間、上田の大爆発に期待したい。