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蛇の目ピロコ脱帽! 日本酒の歴史…酒造りに貢献した逞しい巫女の存在!

 今世間は‘なでしこフィーバー’真っ只中! その人気は全く留まる気配なし! そのサッカー女子ワールドカップ‘W杯’で初優勝した日本代表‘なでしこジャパン’に国民栄誉賞が授与されれば団体では初の快挙。

 また、フランスにあるエビアンマスターズGCで開催された米国女子ツアー第13戦「エビアンマスターズ」で‘宮里藍選手’が2位に2打差をつけて優勝〜。
 男性イメージの強かったスポーツも今や女性が負けず劣らずの大活躍! 今日本に明るい希望と感動&勇気を与えているのは、正にこれらによる女性の偉業達成! と言っても過言ではないでしょう。女性総理誕生! もそう遠くはないかも? しれませんね〜。

 そしてやはり男性イメージの強い‘日本酒’も現在は女性が輝かしい業績を挙げています。
 が、意外だと思われるかもしれませんが、酒造りはもともと女性の仕事だったんです!!
 日本で酒造りが始まった事を示唆する記録は3世紀に成立した『三国志(さんごくし)・東夷伝(とういでん)・倭人条(わじんじょう)』にある記述であり、倭人(日本人)は「人性嗜酒(さけをたしなむ)」と評し、喪にあたっては弔問客が「歌舞飲酒」をする風習があることも述べられています。ただ、この酒が何を原料とし、どのようなやり方で醸造されたのかまでは断定できません。因みに‘米’を原料とした酒である記録が出るのは、魏志倭人伝から500年後の事だそうです。しかし、この‘三国志’の記述から酒と宗教が深く関わっていたことが分かり、酒造りが“巫女(みこ)”の仕事として始まったのではないかという一つの根拠となっています。

 この巫女さん、昔の醸造法には欠かせない存在だったんです! 『口噛みノ酒』と呼ばれ、生米を噛んで唾液中のデンプン分解酵素であるジアスターゼによって米のでんぷんを糖化させ、それから空気中の野生酵母によって発酵させるという醸造法で、酒造りの仕事は女性なくして語られなかったようです。

 ここでご紹介したいのが‘福島県’で、母子で頑張っている鶴乃江酒造さん。
 酒造技能士の母と、娘の自ら大学で学んだという醸造学を活かし、熟練会津杜氏との合作『大吟醸‘ゆり’』を是非お試し下さい。

※写真は鶴乃江酒造‘会津中将’にごり酒
鶴乃江酒造 http://www.d3.dion.ne.jp/~seibo/

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