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IGF 猪木吠える

 IGFを主宰するアントニオ猪木が、東京ドーム進出をブチ上げた。9日に有明コロシアムで2周年記念興行を終えたIGFが10日、都内の事務所で一夜明け会見を開き、猪木が今後のビジョンを明かした。

 プロレス発展のために「新人、スターを育てないといけない」という猪木は、旗揚げから目標として掲げてきた、道場設立に着手する。すでにスポーツクラブから売り込みの話は来ているそうだが、リサーチはこれからで「佐山(初代タイガー)が前から言っているように、立ち上げるなら総合格闘技的な道場が必要」と発言。さらに「道場を作るなら所属選手を抱えていきたい」とした。

 また、この2年間プロレスを広く発信するために、大会場で勝負をして「着実にお客が入るようになってきた」と、確かな手応えを口にする猪木は「ドームを仕掛けたい。もっと大きな競技場でもいい」と宣言。タイミングを見計らって大勝負に打って出る覚悟だ。
 有明大会で猪木の仕掛けに振り回された小川直也と高山善廣が、怒りを爆発させたことについては「俺に怒るのでなくリングで怒れ!」と逆ギレ。一方で2人には「彼らには天下を取ってほしい。俺の望みは高くて、彼らがそのバーを越えるくらいものを持ってほしい」というメッセージを送った。なお、未定となっている次回大会は、年内に開催される予定だ。

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