同作は、瀬戸内海の港町を舞台に、地域や人々の絆を描くヒューマンドラマ。借金取りに追われて故郷に戻ってきた37歳の無職男を松本が、男の前に現れた娘を名乗る少女を宮崎が演じる。白石は、男の幼なじみの妹役で出演。
マイクを持った宮崎は、「やっとみなさんにお見せすることができるので嬉しいです」と感慨深そうに語った。ここまでは、通常の舞台挨拶と同じ雰囲気でイベントが進行していたが、続けて宮崎が「あと、今日は晴れてよかったなと思います」と口にしたことから、トークショーが思わぬ展開に突入。松本が「本当にそう。これで雨だったらシャレにならないからね」とやさしくうなずくと、宮崎は「ねー! MATSUさんのせいですよ。雨男ですからね!」となぜか断言。松本が「いや、いや、いや、晴れザイルです」とかわそうとすると、爆笑を堪えながら、「晴れザイルですか? 知らないです」と一刀両断。松本が「いきなりぶった切ったね! バッサリいったね!」と半ば感心気味に返すと、宮崎が「えー、ハハハ」と笑いだし、会場が爆笑に包まれた。
これで勢いに乗ったのか、その後も宮崎は、初顔合わせをするまでに松本に対して持っていた印象を、チャラ男風(?)モノマネで表現し始めた。また、撮影時、宮崎は19歳だったため、パーティーでは一人だけソフトドリンクを飲んでおり、「MATSUさんの酔っぱらった姿をじっくり見ましたよ」と、小悪魔な笑顔で告白する一幕も。
宮崎の天然パワー(?)にたじたじだった松本だが、言いたいことがあると切り出し、3日前の20日に宮崎が20歳の誕生日を迎えたことをファンに報告した。サプライズの花束とバースデーケーキをプレゼントし、「この映画を機に、さらに大女優として、飛躍していってもらいたいと思います」と宮崎を祝福した。(竹内みちまろ)