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女性器の石こう型販売した男をわいせつ物頒布容疑で書類送検

 警視庁保安課と武蔵野署は6月27日、女性器をかたどった石こう型を販売したとして、わいせつ物頒布容疑で、静岡県静岡市清水区の介護施設職員の男(50)を書類送検した。

 警視庁は男が販売した石こう型を、「実物そのもので、違法なわいせつ物」と認定し、書類送検に踏み切った。

 男は調べに対し、容疑を認め、「女性器の型を、自分より上手に取れる人はいない」などと供述している。男は約30年前に雑誌で女性器をかたどった石こうを知り、東京都のメーク学校に通って特殊メークを学習したという。

 送検容疑は、昨年4月、栃木県小山市の男性会社員(43)に、女性器の石こう型2個を計3600円で販売したとしている。

 同課によると、男は02年5月頃から、出会い系サイトなどで知り合った女性約80人の性器をかたどり、インターネットオークションで1個1500〜2万円で、50人以上に600個から700個を販売し、計約320万円を売り上げていた。ただし、男が思ったほど売れず、赤字だった。自宅からは、約300個の女性器の石こう型が押収された。

 型を取った女性にはモデル料として、最高2万円を支払っていたが、無料で応じた女性もいたという。

 また、同課は女性器の石こう型を展示していたとして、わいせつ物公然陳列容疑で、東京・秋葉原のアダルトショップ運営会社「メルシー」を警告した。約1年前から、「満神社」と称して、20〜50代の女性器の石こう型30個を展示。「女子力アップの御利益がある」などと宣伝していた。販売はしていなかった。
(蔵元英二)

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