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あまりの低視聴率に耐えかね、ついにTBS月曜8時のドラマ枠が終えん バラエティ−枠に変更

 ひとつの時代が幕を閉じる。

 開局60周年を迎えるTBSが今年4月の改編で、月曜午後8時のドラマ枠をバラエティー枠に変更することを決めた。

 同局は56年4月から、月曜午後8時枠をドラマ枠とし、「ナショナル・ゴールデン・アワー」としてスタート。番組の枠名は何度か変わったが、「水戸黄門」「大岡越前」「江戸を斬る」「ハンチョウ」などの人気シリーズを輩出した歴史あるドラマ枠だ。

 しかし、近年視聴率は低迷。13年4月期から「月曜ミステリーシアター」と改称して以降も、低空飛行が続き、仲間由紀恵主演の「SAKURA〜事件を聞く女」(昨年10月期)でさえ、平均視聴率は8.0%(数字は以下、すべて関東地区)しか獲れず。

 13年1月期の「ハンチョウ〜警視庁安積班〜」第6シリーズ(佐々木蔵之介主演)=平均10.9%=を最後に、平均視聴率が2ケタ台に乗った作品は一つもない。

 現在、放送中の「警部補・杉山真太郎〜吉祥寺署事件ファイル」(谷原章介主演)に至っては、第5話(2月9日)で5.4%という目を疑うような低視聴率を記録するほどのていたらくで、同局は60周年の節目でついにドラマ枠に見切りをつける。

 同局は同枠で開局当初の55年4月から6月まで、バラエティー番組を放送していたことがあり、約60年ぶりのバラエティー復活となる。

 新番組はタカアンドトシが司会の「世にも不思議なランキングなんで?なんで?なんで?」で、同番組の片山剛プロデューサーは「一週間の始まりの月曜日に明るく楽しい気持ちになれるような、家族揃ってご覧いただけるバラエティーです! 月曜8時に新たな息吹を吹き込みます!」と意気込んでいる。

(坂本太郎)

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