異なる2つの魅力を発揮する山形みらいに全国の個性的な道路を教えてもらった。サポートはもちろんクマネージャーの「クマリン」である。
【国道アイドルが厳選した8つの個性的な国道とは?】
■「国道2号、関門人道トンネル」…山口県の下関と福岡県北九州市の門司を結ぶトンネルで、人しか通れない点が萌えるポイントだ。トンネル出入り口のエレベーターももちろん国道に指定されている。自転車の通行は有料だが、乗ることは禁止されているため、トンネル内では押して行かなければならない。
■「国道25号、非名阪国道」…三重県亀山市から奈良県辺りまで名阪国道と併走している細い25号のことを指す。一部区間で工場関係の車両が往来するため舗装が剥がれているが、そこに萌えポイントがある。
■「国道174号、日本一短い国道」…兵庫県神戸市にある国道で、距離はわずか187メートルしかないが、11車線もあるというところが萌えポイントだ。
■「国道308号、石畳国道」…大阪府と奈良県の境に石畳の区間があり、その昔かの松尾芭蕉も通ったという由緒ある道路。峠の前後はかなりの急勾配であるが、現在では地元のハイキングコースとしても利用されており、日本の道100選にも選ばれている。
■「国道339号、階段国道」…青森県の階段になっている国道。元々は坂道であったが、子ども達の通学路として利用されており、冬場に転ぶのを防ぐために坂道から階段になったとのことだ。地元では観光名所化されている。
■「国道418号、車両通行止め」…岐阜県の恵那市から八百津町を結ぶ区間である。ダムに沈むことが確実なため道路整備を中断している。現在はほぼケモノ道になっているが、調査当時は徒歩での通行は禁止されていなかったため、片道5時間もかけて歩いて調査したとのことだ。
■「国道477号、百井別れ」…三重県から大阪府を結ぶ国道で、その間の京都府京都市に「百井別れ」という超鋭角カーブの道が存在する。一回で曲がろうと無理をして落ちた人がいたのか、近年「カーブ注意」の看板やガードレールが設置されたとのことでマニアには人気のスポットだ。
■「国道256号、忘れられた国道」…山形みらいが一番好きな国道である。場所は岐阜県から長野県にあり、飯田市上村から北の区間は現在、国道152号に指定されているが、かつては国道256号であった。これを道路看板、通称・おにぎりに刻まれた「国道256号」からその存在を証明できたとのことだ。おにぎりはすでに撤去されているため、今はその痕跡すら辿ることはできず、忘れられた国道になってしまった。
Q:最後に、記事をご覧になった方へメッセージをどうぞ。
山形みらい「萌えの観点から見た国道・高速道路を主体に、『道路ってこんなに面白い謎や秘密がいっぱいあるんだよ』という事を少しでも知っていただけたら嬉しいですね。私がみなさんに道路についてお伝えできる役になりたいです」
「くまドル」「国道・高速道路アイドル」山形みらいの活動は今後さらに広がることが期待される。
※山形みらい公式ブログ http://d.hatena.ne.jp/xxSweetiexx/
※インタビュアー、文科系忍者記者ドラゴン・ジョー(山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
※取材アドバイザー、和佐田 真 http://t.co/DfKRq0D