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男女マラソン“ニッポンお家芸”崩壊、2012年ロンドン五輪は帰化選手でメダル独占せよ

 北京五輪最終日の24日、ニッポン最後の希望の星だった陸上男子マラソンは大惨敗。男女とも総崩れで“お家芸”に黄色信号が灯った。五輪記録を約3分更新する快走で金メダルを獲得したサムエル・ワンジル(ケニア)は、日本でトレーニングを受けたなじみの深い選手。マラソンも他競技で世界各国がそうしているように、帰化選手を受け入れて土台から立て直す必要に迫られている。

 日本マラソン陣が男女ともふがいない成績に終わったことについて、スポーツ記者は「足元を見つめ直さなければロンドン五輪もメダルは厳しいでしょう。ゼロからやり直すしかマラソン王国再生はない」と力を込める。
 「日本マラソン界で活躍する外国籍選手を帰化させるのが先決です。帰化選手を軸にすれば競技レベルを上げることができるし、サッカーなどでは当たり前の話。北京五輪でも、卓球では中国人の帰化選手を使う国が目立ったし、女子体操で銀メダルを獲得したドイツの女子選手もロシアからの帰化選手です。箱根駅伝でアフリカ出身の留学生がレースを引っ張り、そのまま実業団チームに入って活躍する現状を考えれば、とっくに帰化選手強化策を打っていなければおかしい」(同)
 金メダルのワンジルは宮城・仙台育英高からトヨタ自動車九州に入社したニッポン育ち。同社陸上競技部の森下広一監督は「おめでとう。陸上部のメンバーとともに金メダルを取れると信じて応援していました。今後の力になる勇気を与えてくれたと、感謝しています」とコメント。ワンジルは7月に「駅伝中心の練習スタイルは合わない」として退社届を郵送しており、新たな所属先こそ決まっていないものの、日本を拠点に競技を続ける意向という。
 こうしたトップ選手が競技に打ち込める環境を整備することが、“マラソン・ニッポン”復活への第一歩になるのではないか。

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