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人体標本展に出品されている遺体とは

 日本でも馴染みがあるだろうが、完全な人間の遺体を処理し、輪切りにしたり、或いは様々なポーズを取らせたり、臓器を残したまま、腹を引き裂いて内部を見せるようにして展示している展示会が以前、日本でも開催されていた。

 「人体の不思議展」がその展名だが、そこに標本として展示されている遺体全てが、アジア人的な風貌をしている。
 これらの遺体の出所は中国である。しかも、その遺体は死刑囚だという。近年中国では法輪功学習者に対する弾圧行為が行われており、中国政府はこの法輪功学習者を秘密裏に処刑しているという。
 そして、処刑された遺体からは、臓器売買用の臓器を抜き去り、更にはその遺体を人体標本と称して、プラスティネーションという特殊技術で、人体の組織を壊すことなく樹脂で加工し、それに加工された遺体は半永久的に、身体から悪臭が出ることもなく保存することが可能であるという。
 中国ではこれらの人体標本の出所については、ただ死刑囚としか公表してはいないが、この裏には国家的な法輪功学習者の弾圧が潜んでいると言っても過言ではない。
 そもそも、これら人体標本で問題になったのは、8か月の胎児をお腹に宿したまま人体標本となった若い妊婦が挙げられる。

 中国では妊婦の死刑が禁止されており、その遺体の出所が問題となったのである。仮に事故死をした場合でも、遺族が人体標本に遺体を提供することは困難だろう。中国側はその回答を出してはいないが、この妊婦も法輪功学習者であり、中国政府に虐殺された可能性が極めて高い。これらの人体標本は哀れな被害者であると言えよう。

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