インド・タミル・ナードゥ州で、生まれたばかりの男の赤ちゃんが、父親と祖母に燃やされ、殺されたと、海外ニュースサイト『Times of India』と『Within Nigeria』が9月11日までに報じた。
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報道によると、赤ちゃんの22歳の母親は妊娠したが、赤ちゃんの父親は、母親が出産することに反対だったそうだ。母親と父親は結婚していなかった。
父親は出産を阻止するため、母親が妊娠中、母親に薬を2回、無理やり飲ませて流産させようとしたという。薬がどのような種類のものであったかどうかは明かされていない。母親は薬を飲まされたが、流産することはなかった。なお、父親が妊娠を阻止しようとした理由は明かされていないが、母親と父親が結婚していなかったため、父親は、結婚前の出産を防ごうとしたという報道がある。
母親は9月9日の午前2時頃、父親と父親の母であり赤ちゃんの祖母にあたる人物の助けを得て、自宅で出産した。女性が出産すると、父親と祖母は赤ちゃんを毛布に包み、同州にある映画館の駐車場で、生きている状態のまま赤ちゃんを燃やしたという。出産後、女性の体力は弱っていたため女性は自宅で休んでおり、父親と祖母が赤ちゃんを連れ出したことは知らなかった。
同日の午後、通行人によって焼かれた赤ちゃんの遺体が発見された。警察の捜査によって、同日中に父親と祖母は逮捕されたという。なお、母親は十分な体力がないまま出産したことで、体が弱っており、現在、病院で治療を受けている。警察は母親の回復を待って、詳しい話を聞くそうだ。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「父親と祖母は最低すぎる。涙が出そうなほど悲しいニュース」「インドでは結婚前に出産することは恥ずかしいと思う人もいる。父親と祖母はそういうタイプだったのかも」「2人の関係は詳しくは分からないけど、一夜だけの関係だったため父親が出産させたくなかった可能性がある」「殺害したことも最低だけど、その前に父親が母親に薬を飲ませていることもひどい」などの声が挙がっていた。
海外には、他にも赤ちゃんの焼殺事件が起きている。
ロシア・ハカス共和国で、生後11か月の男の赤ちゃんが祖父母に焼き殺されたと、海外ニュースサイト『Express』が2019年1月に報じた。同記事によると、赤ちゃんの20歳の母親は、自身の両親で赤ちゃんの祖父母にあたる人物に赤ちゃんの世話を任せ、外出したという。
母親が外出先から帰宅すると、赤ちゃんが自宅の暖炉で燃やされていた。母親が祖父母に何があったのか問うと、祖父母は生きたままの赤ちゃんを暖炉に入れて殺したと話したという。
祖父母は駆けつけた警察によって逮捕された。警察によると、祖父母はなんらかの理由で赤ちゃんに腹を立て、赤ちゃんを暖炉に投げ込んだそうだ。事件が起きた時、祖父母はアルコールを飲んで酩酊状態だった。
赤ちゃんが誕生したら家族は喜びに満ちるはずだ。身内が赤ちゃんを殺すなど理解し難く、ニュースを知ってショックを受ける人も多いようだ。
記事内の引用について
「Grandma, father held for burning baby alive in Tamil Nadu」(Times of India)より
https://timesofindia.indiatimes.com/city/madurai/grandma-father-held-for-burning-baby-alive/articleshow/78027742.cms
「Police Arrest Grandma And Dad For Burning ‘Newborn Baby Alive’」(Within Nigeria)より
https://www.withinnigeria.com/2020/09/11/police-arrest-grandma-and-dad-for-burning-newborn-baby-alive/
「Horror as baby burned alive in oven - 'drunk' grandparents arrested」(Express)より
https://www.express.co.uk/news/world/1080639/russia-news-baby-burned-oven