報道によると、傷害の疑いで逮捕された35歳の土木工事業の男は昨年12月9日、同居していた小学生の長男の腹を掃除機で吸い、約10日間のケガをさせた疑いが持たれている。
2日後に長男のけがに気付いた母親が市に相談し、連絡を受けた児童相談所が警察に通報して事件が発覚した。
男は容疑を認めていて、「息子が自分になついていないと感じていた」などと供述しているという。この報道を受けて、ネット上では男を批判するコメントが殺到している。
「これ本当の親子なの…連れ子とかではないよね?」「なつくって犬や猫じゃねぇんだよ」「やることがしょーもなさすぎて笑えない」「小学生の子供になついてほしいなら、一緒に遊びに行ったり、一緒にゲームしたり、普段から会話をたくさんするようにしたり、方法はいくらでもあったのに…掃除機で虐待って」「10日間のケガが残るほどだったらそりゃ虐待だわ…」「クズにはクズの夫婦が多い中、母親がキチンと明るみにしてよかった」「子供をゴミと同様の扱いをした傷は身体より心の方が根深そう」
「なつかないから」と暴力で屈服させ、子供を従わせようとするのは逆効果だと思うが、こういった心境に陥る理由を心理カウンセラーに聞いた。
「自分の思い通りにならないことに腹が立ち、かんしゃくを起こすのは幼児期、児童期によく見られるため、幼児性の表れと言えます。かんしゃくというと子どもの行動をイメージするかもしれませんが、怒りの気持ちを抑えたり、怒りからくる突発的な行動をコントロールしたりできない状態を指し、大人になっても感情をコントロールできない人は存在します」
警察は長男の体に他にもケガのような痕があることから、日常的に虐待をしていたのではないかと調べを進めている。子供のお腹を吸引するといった非道な行為は許されることではない。今後、こういった児童虐待のニュースがなくなることを願ってやまない。