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世間的にいまいち話題にならなかったミスチル曲のパクリ騒動

 歌手の平浩二の5月発売のシングル「愛・佐世保」のカップリング曲「ぬくもり」の歌詞が、Mr.Childrenのヒット曲「抱きしめたい」(92年)に酷似しているとされる問題で14日、平が騒動後初めて発売元の徳間ジャパンコミュニケーションズのホームページ(HP)でコメントを発表した。

 平は「全く寝耳に水のこと。信じられませんでしたが、歌詞の内容は確かに酷似しており、大変驚愕いたしました」などと心境をつづり、「一歌い手として大変申し訳なく思います」とミスチルに謝罪した。同社はHPでCDの購入者に代金を返すことも発表した。

 各スポーツ紙などによると、双方のレコード会社はこの日、都内で話し合いの場を持ち、徳間の部長、法務担当者らがミスチルの所属レコード会社に出向き謝罪。仕事だった平と、「ぬくもり」の作詞家・沢久美氏は同席しなかったという。平は今後、会見を行う予定はなく、騒動は収束したようだが…。

 「スポーツ紙のみならず、最近はあまり芸能ニュースがなかっただけに、ワイドショーも取り上げたりしたが、世間的にあまり話題にならなかった。平の知名度が低く、曲がまったく売れていなかったのがその原因。ミスチルとしては、あまりありがたくない形で名前を出されてしまった」(音楽関係者)

 徳間はパクリ疑惑の当該関係者に対して「厳正なる対処にて臨む所存」と13日にHPで発表していたが、具体的にどのように処分をするかは発表せず。そのため、ある疑惑が浮上しているというのだ。

 「曲が発売されてからすでに7か月経過していて、今月11日になって突然パクリ疑惑が浮上。そのため、何か意図的なものが働いて騒動に発展したのでは、という声が他方面から上がっている。ある意味、売名行為にとられても仕方ない」(芸能記者)

 平の次の曲が注目されそうだ。

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