同局では中居正広の「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」、「Momm!!」の2番組、稲垣吾郎の「ゴロウ・デラックス」がそれぞれ放送されているが、「1月以降も番組を編成していく」との姿勢が示された。
解散後も中居らをバックアップをしていくことを明言したことにもなったが、実はこれはTBSだけの特殊な方向性だという。もともと、TBSは、解散騒動が浮上した1月以降、「中居正広の金曜日のスマたちへ」の番組タイトルを、2月12日放送回から「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」と変更。SMAPの看板が外れても、番組が継続できるよういちはやく体制を整えた。
今回のSMAP解散騒動。その根本的な背景には、所属事務所の幹部とSMAPの元チーフマネージャーとの対立があったとされている。そんな中、1月に騒動が勃発するとすぐにTBSは、チーフマネージャー側の立場にたつことを暗に明言していたともされている。その後、チーフマネージャーは退社しているが、それでもTBSは方針を変えていない。
そんなTBSの特殊な事情があるため、今回の継続明言となったようだが、他局もこれに続くとなるかはまた別の話。そこは村社会の複雑な事情から、TBSのようにそう簡単にとはいかないようだ。
番組継続明言は、芸能界の村社会の論理を超えた同局の男気とも言えるだろう。