前半17分に本田、そして前半30分に遠藤が直接フリーキックを決め日本がリード。後半に入るとはやい段階から長身を生かしたパワープレーでデンマークが攻勢をかけ、後半36分にはPKで1点返す。しかし、後半42分に途中出場の岡崎のゴールで日本は試合を決めた。高さのあるデンマークに対し、“セットプレーが要注意”と試合前は警戒されていたが、ふたを開けてみればセットプレーから2ゴールを決めた日本が勝利。カメルーン、オランダ戦では守備で守り抜くサッカーを展開した日本だが、引き分けでも決勝トーナメントが決まるこの試合はリードしながらも攻めの姿勢を見せ続けた。
今大会、国内外から前評判の高くなかった日本、むしろ一部の評論家からは“歴史的な屈辱”を味わうのでは? との声もあった。しかし、見事に予選リーグを勝ち抜き、自国開催以外で、はじめての決勝トーナメントの舞台に立つ。
日本の決勝トーナメント1回戦の相手は南米の強豪パラグアイ。ここで勝利すれば日本サッカー史上初のベスト8となる。