昨シーズン、パ・リーグを制したチームについて「僕の声出し、訓示で優勝できた」と自身の存在をその一因に挙げた熊代。番組ではその一例として、「ライオンの雄は狩りをしないでどっしり構えている。それが俺じゃ! ベンチは俺が温めるから、お前ら行ってこいや!」、「サメは認識した獲物に飛びかかる。まさにサメ打線や! やっぱりなんと言っても、熊代の訓示はおジョーズ!」といった言葉も紹介された。
「試合に負けたら交代していくルールがあったんですけど、熊代さんが始めてからいつの間にか独占するように」と金子も語る通り、今や選手のみならず、ファンの間でも“熊代劇場”として定着した熊代の声出し。しかし、その声出しについて森は「実はゴーストライターがいる」と衝撃の一言を口にした。
熊代のゴーストライターとして名前が出されたのは、今オフにFAで巨人に移籍した炭谷銀仁朗。森によると、この両者は「ベンチ裏でコソコソ話して、(熊代が)嬉しそうに『分かりました!』」といった流れで内容を練っていたようで、話がウケた時に炭谷の顔を見ると、「めっちゃ嬉しそうにしていた」という。
炭谷との“合作”で、チームの雰囲気作りに貢献していた熊代。炭谷不在となる今シーズンについても「もし行き詰まったら、すぐに電話します」と話し、スタジオの笑いを誘っていた。
今回の放送を受けたネット上には、「やっぱり熊代の訓示は面白いわ」、「まさか炭谷が熊代のブレーンを務めていたとは」、「今シーズンの訓示も楽しみだなあ」といったコメントが寄せられている。番組の最後には出演者全員の前で声出しを披露する場面もあった熊代だが、今シーズンはどのような言葉でチームの士気を高めていくのだろうか。
文 / 柴田雅人