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シリウスS(GIII、阪神ダ2000メートル、4日) ユキチャン 得意のダートで挽回なるか

 今春の関東オークスを圧倒的なパフォーマンスで逃げ切り勝ち(1秒7差)。史上初の白毛の重賞ウイナーに輝いたユキチャン。前走のクイーンSは9着に終わったが、「取り消し(JDD)の影響か、スタートが悪かったし、古馬混合の芝と条件が厳しかった」と山田助手は決意も新た。父クロフネのDNAを受け継ぎ、ダートは2戦2勝とパーフェクトを誇る。

 短期放牧を挟んで帰厩後は順調に乗り込みを消化。1週前は併せ馬でWコース5F65秒9、ラスト1F12秒2をマーク、馬なりで併入と上々の動きを見せた。
 「牡馬相手で楽観はできないけど、デキの良さとハンデ(52キロ)を生かせれば」と同助手。自分の形に持ち込めれば、関東オークスの再現も十分あっていい。

 【最終追いVTR】ポリトラックで5F63秒4、上がり3F37秒0→12秒4(馬なり)。5F標でチェルカ(3歳1000万)を2馬身追いかけ、直線内から合体。相手の手応えに合わせるように、余力十分に併入に持ち込んだ。ひと息入ったが、気配は良好だ。

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