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やっぱり騙された私が悪いの? 金貨のマルチ商法に引っ掛かり泣くに泣けない韓国アガシの憐れさ

 「アニョハセヨ〜、サトウさ〜ん。骨まで愛してくださ〜い♪」
 ユンソナ調のカタコト日本語接客、行けば誰もがハマりまくるという韓国キャバクラ。

 その韓国キャバ嬢にもマルチ商法の憐れな犠牲者がいた。赤坂の韓国キャバ勤めのイ・ヤンミさん(仮名・25歳)である。
 大陸系には男女共に大きな人が多いが、ヤンミさんも身長168センチとスラリとしたモデル体型。顔立ちはチェ・ジウや歌手のBoAの系譜に連なるあっさりした美人顔。癒し系の顔立ちである。尖ったアゴがチャームポイントとなっている。メクレ型の上唇は韓国在住中に手を入れたものだという。
 現在は東京在住だが、3年前まで名古屋の店にいた。そこで言葉巧みにペルーの宝飾会社を謳うマルチ商法に引っ掛かってしまったという。

 それは彼女が日本にやって来て、まだ日の浅い頃の出来事だった。
 「金貨買うと、2倍か3倍の値段なるという話でした。話を持って来たF島さん、お店の常連さんで信用できる人でした。F島さんが大丈夫だというなら本当の話だと思って。多分F島さんも騙されたんだと思います」
 F島なる常連客から勧められて購入したその金貨は、『ペルーインカ帝国3千年記念金貨コイン』という代物だった。
 もうすぐ訪れるという、“インカ帝国建国3千年記念行事”を前に発売されたコインで、行事が開催される際は、そのコインをペルー政府の関連会社などが、倍以上の値段で買い上げてくれるというものだった。
 「元のお金は100%大丈夫戻って来るって言われたよ。日本の銀行どんどん潰れてるから貯金する方が怖いよって。預金するくらいならこの金貨に換金しておくのがよっぽどマシって言われたんだよ」
 ヤンミさんが決めかねていると、芸能人や著名人など、勝手に広告塔に使われている人たちの“推薦の声”が書かれたパンフレットを見せ、翻訳してくれた。
 「誰だかあんまり分からなかった(笑)。でもペルーの昔大統領だった日本人も勧めてるし、日本の政治家も勧めてる。在日韓国人の演歌歌手もいた。その人が良いっていうなら良いんだろうなあって」

 それほど儲け話に気がいったわけではなかった。銀行に預金する代わりに金貨を購入するという点に“それもいいかもしれない”と思ってしまったという。
 「韓国人の女の子、日本に来て無駄使いしちゃう子いっぱいいるんです。日本人の悪い男の人にお金貢いだり。一番多いのは同じ韓国人の男の人にお金貢いでしまう子。彼が働いてない子いっぱいいます。彼がいなくても服買ったり、遊んだり、それであんまりお金たまらない。友達も最初は真面目だったけど。みんなお金全然たまらないもの」
 現金で持っていると使ってしまいそう。そんな気持ちで預金代わりにペルー金貨を購入し始めた。
 「2週間に1回くらいずつ、F島さんから金貨購入しました。10万円で1枚。金貨じゃなく証明書を貰う時もありました。最初はお金貯めるだけのつもりが、お金2倍になると思うと欲張りになって、節約してがんばってF島さんに渡すお金も増えました。結局全部で380万円渡しました」
 しかし、その年の夏。F島さんはプッツリ店に現れなくなってしまう。連絡すると、「今、ちょっと忙しくて中々いけないけど、必ず行くから」 
 そういう話だったが、それっきり現れることはなかった。

 「1か月くらい経って、店が始まる前に奥でテレビを見てた店長が“これあの金貨のことじゃないか”って言い出したんです。インカ帝国の3千年記念金貨が…ってニュースでいろいろ言ってて」
 その後、店の常連の警察関係者から詳しい話を聞くことができた。
 「マルチ商法っていうらしいですね。ペルーとかインカ帝国とか、グランドキャピタルとかいう会社のインチキだったんです。F島さんに貰ったパンフレットを見せたら、警察の人も“そうそうコレだ”って言ってました」
 無駄使いをしないようにとせっせと金貨購入に励んだヤンミさんだが、悪い男にダマされるという点では、彼女が心配していた同胞の女の子たちと一緒だったようで…。
 ちなみに金貨には、換金価値はほとんどなかったというう。残念!

*写真は本文とは関係ありません

【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/

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