「三省堂 大辞林」によると「女難」とは次の意味だ。
「女性関係によって男にふりかかる災難。『−の相』」
時折、「モテて困る」という意味だと誤解されているようだ。さておき、ネット上で
「将来、お前は女に引っかかって身を落とす」
と言われた人が、その経験を告白している。
伝えているのは、ブログ記事、はてな匿名ダイアリー「女で身を落とすこと、大切なものとの向き合い方。」(http://anond.hatelabo.jp/20100923190508)。匿名での告白のため、信ぴょう性は高くないかもしれないが参考にしてみてはいかがだろうか。
告白者は、男性。年齢などはわからないが、かつてはサッカー部に所属していたそう。サッカー部いえばモテる部活動の筆頭に挙げられるがそれはさておき、部活動の先輩から、当時、次のように言われたことがあるという。
「将来、お前は女に引っかかって身を落とす」
告白者は、言われた時、
「先輩からのその忠告は、お金の話だと思っていた。大金を貢いでしまうとか、プレゼントを買い続けるとか」
と思い「女に引っかかって身を落とす」ことなどありえないと思ったようだ。というのも、告白者は相手に対してお金を使うことが好きじゃないタイプだったから。しかし、彼にとって意外な形で「身を落とす」経験はやっていたようだ。彼は恋愛遍歴をつぎのように振り返っている。
「大切な女性が出来ることによって、自分にとっての価値観が大きく揺らいでしまった」
一体どういうことだろうか。それは告白者の言葉で以下のように記されている。
「自分にとって大切なのは彼女であるという感覚、『ということは仕事は自分には重要でなかったのかもしれない』という誤った錯覚。それが結果として自分のバランスを崩すことにつながった」
彼女ができた時に、告白者は仕事より彼女が大事だと思ってしまったようだ。残念ながらその恋愛についてこれ以上具体的には語られてはいない。もし深読みが許されるならば、告白者は、「一番大切なものとは何か」について真面目に考えるタイプなのではないだろうか。だが、「一番大切なこと」が一つとも限らないし、また一つに決めなくてはいけないとも限らないのだ。だけど、そう思いこんでしまう人は少なくないのではないだろうか。
もし、私たちに、彼女や妻がいて、
「私と仕事、どっちが大切なの?」
と聞かれた場合、どうこたえるだろうか。答えをどちらにも決められない場合がほとんどだ。なぜならば、仕事は、家庭や恋愛をより良い形にするために頑張るものであったり、逆に、家庭や恋愛は、仕事へのモチベーションにつながったりもするからだ。もちろん、ドライに、2つを独立した大切なものとして捉えている人もいるだろう。
質問する側は切羽詰まった上でこの質問をするのだろうし、された方もこの質問によって切羽詰まってしまうという、恋愛におけるパンドラの箱のように思える。
だが、「私と仕事、どっちが大切なの?」という質問への、見事な答え方がある。筆者は、それをネットサーフィン中に偶然見つけた。それは、
「今は仕事が大事、でもお前はいつも大事」
というものだ。どちらも大事なことをパートナーが納得してくれる見事なフレーズだと思うがいかがだろうか。
さておき、告白者は、自分の力で恋愛と仕事のいい関係を模索しているようで、
「相手も大切にして、自分の生活・仕事も大切に出来る。それは、彼女との時間を楽しむために、仕事に全力で取り組むということだろうと思う。一方のために、もう一方の手を抜くのではない。新たな大切なものを作ることで、さらに今の自分に磨きをかける。書いてみると当たり前だけれど、この当たり前を実感することが以前は出来なかったと思う」
と、現在の心境を述べている。
さて、皆さんは、女に引っかかって身を落とした経験がありますか? また、仕事と恋愛の関係をどのように考えていますか?(めがねおう)
【参照】非モテタイムズ
http://himo2.jp/