同署によると、調べに対し、男は「自分がやりました。間違いありません」と供述し、容疑を認めているという。
逮捕容疑は、9月29日午後6時頃、瑞穂町箱根ケ崎の路上で、歩いて帰宅中の近くに住む中学2年の女子生徒(13)に自転車で近づき、追い抜く際、ペットボトルに入った尿と思われる液体を頭などにかけた疑い。液体を鑑定したところ、尿の成分が検出された。
同町と隣接する羽村市では、9月26日〜10月1日、小中学生の少女らが男に液体をかけられる事件がほかに6件発生している。複数の現場では、自転車に乗った20〜30代の男が目撃されており、同署では関連を調べている。
また、7月下旬には同町箱根ケ崎の町立公園で、小学3年生の女児が20〜30代の男から受け取ったアメなどを口にして一時、意識を失う事件があった。女児の尿からは睡眠薬が検出されていて、この事件についても、関連を調べている。
男がオシッコを若い女性に引っかけるような事件は、実は決して少なくない。12年12月には東京都北区で、13年1月には埼玉県・さいたま市のJR大宮駅前で、似たような事件が起きている。
まっとうな感覚なら、「そんなことをして何がおもしろいの?」と思ってしまうのだが、犯行を冒す側には特別な快感があるのだろうか? 被害を受けた側は精神的にたまらないだけに、こんな悪質な行為はやめてもらいたいものだ。
(蔵元英二)