報道をまとめると、NHKは今年から紅白制作スタッフを一新。旧態依然の番組づくりから脱し、独自色を濃く出すことを目指していたというが、そんな中、新生紅白の目玉として、白羽の矢を立てていたのが聖子。
今年デビュー35周年のメモリアルイヤーにあたる聖子だが、今年は毎年恒例だったカウントダウンコンサートを行わないことから、NHK側の「大トリ」打診が早い段階で行われていたことがうかがえる。今年は5月に放送されたNHK音楽番組「SONGS」の300回記念放送回に出演。30分ノンストップのスペシャルメドレーを披露し平均視聴率4.1%は最近の同番組の中で高視聴率だったのが決め手となったようで、歌唱曲は、国民の誰もが知るバラード調の名曲「あなたに逢いたくて」か「赤いスイートピー」のどちらかになりそうだという。
一方、今年デビュー15周年となる嵐は2回目の出場を決めた10年から、5年連続で白組司会を担当。好感度も高く、世代を超えた圧倒的な人気が、紅白の視聴率でも大きく貢献してきたことが評価されてのトリ抜擢だったようだ。
「ともに視聴率が取れる歌手とあって、裏番組の内容が薄くなる放送終盤の時間帯に高視聴率を稼ぐため、新旧スーパーアイドルの直接対決で紅白を締めることが決定したようだ。聖子は娘の神田沙也加との絡みも注目を集めそう。一方、嵐はジャニーズ事務所の先輩にあたるSMAPとの視聴率対決に注目が集まりそう」(音楽番組関係者)
とはいえ、昨年は紅白からの“勇退”を発表し大トリをつとめた北島三郎以上に、AKB48卒業を発表した大島優子の方が注目を浴びるビッグサプライズがあった。今年も波乱が巻き起こるのかが注目される。