同誌は小向容疑者の潜伏先である、フィリピン・マニラ市内にある所属事務所スタッフの知人である、フィリピン人女性の家で直撃。
小向容疑者によると、フィリピンに1年は滞在するつもりで昨年からお金をため、入国した1月21日からは語学学校やポールダンススクールに通っていたという。そのため、逮捕状については「まさに寝耳に水。『は? 何いってくれてんの?』と不機嫌になってしまったくらい」と不快感をあらわした。
今回の容疑は、昨年10月に東京・品川区を拠点に覚せい剤を売買していたイラン人密売人グループが摘発されたことから浮上したが、小向容疑者は容疑を否定。今後について「出頭します」「逃亡犯じゃない」「実刑判決も平気」などと話し、また、一部の関係者から指摘された“妊娠説”についても、「妊娠はしていない」などと否定した。
しかし、同誌の取材後も“逃亡生活”は続いている。
「小向容疑者は09年2月に覚醒剤取締法違反罪で懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受け、現在は執行猶予期間中。来年2月まで逃げ切れば執行猶予期間が終わるが、それを見越してフィリピンに1年間滞在するつもりだったのでは。昨年、イラン人密売グループが摘発された直後から、小向容疑者は自分に捜査の手が及ぶ可能性があることを予測してのフィリピン渡航だった」(週刊誌記者)
このままフィリピンに“潜伏”している限り、小向容疑者は逮捕できないため、警察当局は今日21日にも外務省に旅券返納命令を要請する方針を固めているようだが、「フィリピンにはほかにも強力者がいるだろうから、もう、フィリピンから“闇ルート”でほかの国に出国している場合もあるだろう。そうしたら、行方を追うことは難しく逮捕は困難」(同)というから、小向容疑者が今後も“潜伏生活”を続ける可能性もありそうだ。