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パッとしない鶴竜の横綱昇進をどう思う?

 大相撲春場所(3月9日〜23日=大阪ボディメーカーコロシアム)で、大関・鶴竜が14勝1敗で初優勝を果たした。

 鶴竜は初場所(1月=両国)、14勝1敗の優勝同点で、優勝に準ずる成績と認定されており、「2場所連続優勝に準ずる成績」として、3月24日の横綱審議委員会で満場一致で横綱に推挙され、同26日の夏場所(5月=両国国技館)番付編成会議及び臨時理事会で、昇進が決まった。

 鶴竜の横綱昇進には賛否両論あった。第一に、横綱昇進への内規は、「2場所連続優勝、もしくはそれに準ずる成績」と定義されてはいるが、平成以降、「2場所連続優勝」以外で昇進させた例は一度もなかった点。そして、直前2場所より前の成績が、1ケタ勝利が多いなど奮わなかったため、時期尚早との意見も多かったのだ。

 「2場所連続優勝」以外での横綱昇進は、87年(昭和62年)九州場所で昇進した大乃国(現・芝田山親方)以来、実に26年半ぶりのこと。

 そこで、「Yahoo!ニュース」では、「鶴竜の横綱昇進をどう思う?」との意識調査を、3月23日〜4月2日に実施。11万6515票(男性=85.5%、女性=14.5%)の回答があった。

 その結果は、「横綱にしてもいい」が意外にも多く、6万5401票(56.1%)を集め、過半数を超えた。一方、「横綱にするには早い」は4万4710票(38.4%)、「その他/分からない」が6404票(5.5%)だった。

 平成以降、「2場所連続優勝」以外で昇進させた例がなかっただけに、今回の鶴竜の昇進には疑問も残るが、直前2場所に関しては、両場所とも14勝1敗の好成績。初場所は優勝決定戦で横綱・白鵬に敗れたが、本割では直前2場所で、白鵬、日馬富士の2横綱相手に3戦全勝と負け知らず。その辺の内容も評価されて、「横綱にしてもいい」との多数の票につながったようだ。

 先に、12年九州場所(11月=福岡)で昇進した日馬富士は、優勝こそ2度果たしたが、9勝、10勝といった場所もあり、成績にムラがある。鶴竜には、「時期尚早だった」などと言われぬよう、横綱らしい成績を残してほしいものだ。
(リアルライブ編集部)

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