ジャニーズタレントの東山紀之が主演するこのドラマ。タイトルどおり7人の個性的メンバーが難事件を解決していく物語だが、「配役を見てもらえれば分かると思いますが、片岡愛之助、北大路欣也ととにかく実力派俳優を詰め込んでの豪華メンバーを取り揃えたんです。このメンバーだけでもテレ朝の力の入れようが分かると思いますが、うまく視聴率が取れるのならシリーズ化はもちろん、『相棒』に取って代われるくらいのものになって欲しいという期待もあるんです」とはある制作会社関係者。
テレビ朝日の水曜午後9時枠は「相棒」をはじめ、「警視庁捜査一課9係」と長期シリーズものを作り続けている。「一定の数字が取れると見込まれるのが、刑事ドラマなんですが、『相棒』にしても『9係』にしても、少々、シリーズが長すぎの感は否めない。特に『相棒』の水谷さんにいたっては、配役の問題やスタッフとの兼ね合いなど、何かと面倒なことが起きてますからね。そりゃ、上層部もそろそろという気持ちがないわけではないが、代わりを作らなければいけませんからね。東山さんは『必殺仕事人』でテレビ朝日とはタッグを組んでいますが、局内でのウケはいい。そういった意味でも、『刑事7人』に掛かる期待は大きいんです」と同関係者。
「必殺仕事人」シリーズは連ドラというところまでは定着していないのが現状。東山としてもここでもう一枚カードは持っておきたいところだろう。新たなシリーズの座を勝ち取れるか。