今クール(1月〜3月)に放送された民放連ドラで、視聴率が大台を突破したのは初。「相棒」シリーズとしては、「season11」最終回(13年3月20日)の20.7%以来、2年ぶりの大台超えとなった。
今シリーズをもって卒業する“3代目相棒” 甲斐享(成宮寛貴)にとっての最後の回は、社会的に話題となった事件の犯罪者たちを制裁するダークナイトと呼ばれる人物の正体が実は甲斐で、逮捕されてしまうという衝撃の展開。水谷扮する杉下右京は管理責任を問われ、無期限の停職処分となり、海外へ旅立つというエンディングだった。
「season13」の全話平均視聴率は17.4%で、「season12」と同じ。成宮にとって、最初のシリーズとなった「season11」は17.3%で、3シリーズとも安定した視聴率をマークした。
“2代目相棒”の神戸尊(及川光博)も3シリーズ務めたが、その視聴率は「season8」=17.7%、「season9」=20.4%(過去最高)、「season10」=16.6%と乱高下した。
成宮は極端に高い視聴率は挙げられなかったが、数字も安定。及川最後のシリーズより引き上げた点は評価すべきで、“相棒”としてはまずまず及第点で、それなりの貢献度を示したといってよかろう。
いまだ、“4代目相棒”は発表されていないが、果たして誰が起用されるのか?
(坂本太郎)