「ごちそうさん」(13年後期/杏主演)の22.0%、「花子とアン」(14年前期/吉高由里子主演)、「マッサン」(14年後期/玉山鉄二主演)の21.8%には及ばなかったものの、「あまちゃん」(13年前期/能年玲奈主演)=20.1%、「梅ちゃん先生」(12年前期/堀北真希主演)=18.5%を上回り、放送時間が変更になった10年4月以降では4番目に高い初回視聴率となった。
これまで、月〜金曜の午後2時、3時台は日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」(月〜金曜午後1時55分〜3時50分)の独走状態だったが、30日からフジテレビが安藤優子キャスター、高橋克実がMCの情報番組「直撃LIVE グッディ!」(月〜金曜午後1時55分〜3時50分)をスタートさせ宣戦布告。TBSも東海地区(CBC)のローカル情報番組「ゴゴスマ〜GOGO!Smile!〜」(月〜金曜午後1時55分〜2時53分)を関東地区でも1時間だけオンエアし、お昼の情報番組戦争に参入した。
その初日となった30日の視聴率は、「ミヤネ屋」が7.3%、「グッディ!」は第1部(午後1時55分〜)=3.6%、第2部(午後2時55分)=2.5%、「ゴゴスマ」が2.9%で、数字の上では「ミヤネ屋」の完勝だった。
ただ、前4週平均と比較すると、「ミヤネ屋」は9.2%から1.9ポイントダウンしており、他局に数字を奪われた格好。フジは第1部が2.5%から1.1ポイントアップ、第2部が2.8%から0.3ポイントダウン。TBSは3.1%から0.2ポイントダウン。初日に関しては、フジもTBSも大したテコ入れ効果は出なかった。
1月期の民放連続ドラマは先週ですべて終了。杏主演「デート〜恋とはどういうものかしら〜」(フジテレビ/月曜午後9時〜)最終回(第10話=23日)は13.5%で、全話平均は12.5%と伸び悩んだ。
谷原章介主演「警部補・杉山真太郎〜吉祥寺署事件ファイル」(TBS/月曜午後8時〜)最終回(第11話=23日)は7.0%で、全話平均は7.3%だった。
玉木宏主演「残念な夫。」(フジテレビ/水曜午後10時〜)最終回(第10話=25日)は7.0%で、全話平均7.7%と厳しい数字だった。
27日金曜のプロ野球セ・リーグ開幕戦「巨人対DeNA」(日本テレビ)は第1部=10.7%、第2部=10.2%で辛うじて2ケタ台を死守した。
(坂本太郎)
<2015年1月期 民放プライム帯連続ドラマ平均視聴率ベスト10>
1位 「相棒season13」 17.4%(19話) テレビ朝日 水谷豊主演 水曜午後9時※14年10月〜15年3月
2位 「DOCTORS3〜最強の名医」 14.4%(9話) テレビ朝日 沢村一樹主演 木曜午後9時
3位 「○○妻」 14.3%(10話) 日本テレビ 柴咲コウ主演 水曜午後10時
4位 「銭の戦争」 13.4%(11話) フジテレビ 草なぎ剛主演 火曜午後10時
5位 「デート〜恋とはどういうものかしら〜」 12.5%(10話) フジテレビ 杏主演 月曜午後9時
6位 「ウロボロス〜この愛こそ、正義。」 10.4%(10話) TBS 生田斗真主演 金曜午後10時
7位 「流星ワゴン」 10.3%(10話) TBS 西島秀俊主演 日曜午後9時
8位 「問題のあるレストラン」 9.3%(10話) フジテレビ 真木よう子主演 木曜午後10時
9位 「学校のカイダン」 9.2%(10話) 日本テレビ 広瀬すず主演 土曜午後9時
10位 「ゴーストライター」 8.7%(10話) フジテレビ 中谷美紀主演 火曜午後9時