この日の『増刊号』では先週の1月5日、テレフォンショッキングにSMAPの稲垣吾郎が出演、そのCM中の模様が放送された。ここで稲垣はSMAPメンバーの正月の過ごし方について「みんな何やってたのかな? 草なぎ君と香取君は二人で初詣行ってたみたいで…」とし、「中居君は朝まで司会の番組で、木村君は家族ありますし。僕が(初詣の誘いに)声かけられないの本当によく分からない」と述べた。一見初詣に自分だけ誘われなかった愚痴にも思えるのだが、それと同時に木村の家族に対してはっきりと言及していると言うことで注目を集めたのだ。
「これはSMAPや、ひいてはジャニーズの今後が、変わるかもしれない内容とも言えます」と語るのは、芸能界に詳しいジャーナリストの某氏だ。
「今までジャニーズは若いイメージで売ってきました。それは毎年出てくる新しいグループの子達だけでなく、既存のグループの皆さんでも同じです。しかし寄る年波といいますか、やはりある一定の年齢を超えるといつまでもそのイメージではやっていけない」
勿論、若々しいイメージなどは当然あるし、皆そのイメージを保つために努力している。ジャニーズの面々の殆どが、ドラマ等で「独身男性」の役を振られるのもそのためだとか。
「しかし最近では週刊誌等で報じられた通りジャニーズ全体の売上も芳しくないのでは、との内情に関する話が出てきている。最近はかつてのブーム時とは違い、売り出せどもある程度の注目を浴びて以後はあまり伸びない、と言う状況が続いています。そこで、ジャニーズも以前から考えられていた家庭色を出し、良き父親のイメージを推してパパタレントに転向する道をいよいよ軌道にのせ始めたのではと考えられています」(前述のライター氏)
この路線に踏み切ったのには、昨年にあった少年隊の東山紀之による結婚と出産、そしてイクメン報告があると言われている。年功序列に厳しいジャニーズだけに、やはり大御所の先輩を差し置いてのパパタレント移行は考えにくい。しかし彼がこの『宣言』をしたことがやはりジャニーズ全体の方針転換のきっかけになったとされているのだ。そして、今後は家庭的で親しみやすいイメージから、更にファンの獲得に向けて動いていくのではと考えられている。
さすがに有名人であるため、すぐに子供の顔がメディアに出たりはしないだろうが、いいパパ、家事をこなすパパとしての顔が様々なメンバーの中から今後続出してくるのかも知れない?