本著は脳科学の立場から、妻の不機嫌や怒りの理由を前提に、夫側からの対策をまとめた、妻の取扱説明書だ。男性向けに出版されたが、女性に人気となっているようだ。
番組内では、著者が妻(女性)への対応をクイズ形式で解説。日常での発言の真意をこう紹介している。
「ケンカをした時『あっち行って!』→あなたのせいでむちゃくちゃ傷ついたの『謝って!慰めて!』」「妻に怒っている理由を聞いた時『なんでもない』→私怒っているんですけど『放っておく気なの?』」「夫が妻に不満を言った時:全部私が悪いんだよね…→え!?私が悪いの?私のせいなの?『あなたのせいでしょ』」
といった、男性にとってはかなり理不尽な答えが展開された。この内容を受けて、ネット上では批判の声が多く寄せられている。
「こういうのいやだな〜『女は共感して欲しい』とか、勝手に代弁してレッテル貼りしないでほしい」「理不尽な妻のご機嫌取りを男性に一方的に要求しておいて、『うまい夫婦の付き合い方』としてるのも失礼な話でしょ」「男尊女卑じゃなくて女尊男卑だよこれw」「お互い頑張ってるのに、妻ばかりフィーチャーされるのは違くない?」「私が『あっち行って』と言う時は裏テーマありません。ほんとにあっちに行って欲しいときに言います。構わなくていいですよ」
などと女性側からの違和感を訴える声が多い結果となっている。
夫の立場である男性側からの意見も見たところ、
「こんな面倒な嫁じゃなくてよかった」「スッキリでやってる妻のトリセツ特集クッソめんどくさいな...不満があったら『察してくれ』、喧嘩したら『あなたが悪いから謝れ』って何事も夫が折れたら解決ってこと?そんなの夫がストレスで仕方ない」「セクハラに妻のトリセツ、男性受難の日々だな」
と反論の声が多数上がっていた。
また、「密かに離婚を促しているとみた」「こんなん特集するから結婚したくなくなるんだよ」「こういうのを世間では“奴隷と主人”と言います。夫婦はお互いを尊重して寄り添うもんだろうが」など、飛躍した意見も目についた。
夫婦はお互いの歩み寄りが大事なのではないだろうか。