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チャゲアス復活を阻むものは ASKA、薬物依存について持論を展開し物議「またやってるのでは」の声も

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ASKA

 17日放送の『直撃! シンソウ坂上』(フジテレビ系)に、歌手のASKAが出演。逮捕直後の行動や薬物依存ついての持論、そしてCHAGE and ASKAについての想いを語った。

 番組では、ASKAと番組MCの坂上忍が対面形式で会話。2人はASKAが「坂上に会いたい」と誘い、執行猶予中に食事したのだという。そんな関係性もあり、両者は和やかな様子で会話が展開される。

 まず、坂上から4年の執行猶予中、「一番辛かったことはなんですか?」と質問が飛ぶ。するとASKAは、「やっぱりそれはね、いろんなことを妄想扱いされたことかな 」とコメント。盗撮や盗聴を警察に通報したことなどを、「妄想扱い」とされたことについて憤りを口にした。

 そして、自身が「反省をしていない」と批判を受けていることについては、「そう言われるのはわかっていたから。じゃあ活動できることになった時に、頭を下げたままから始めるのかと、いつまでも。それをもう、だったら出ないほうがいい。やるんだって決めたら、もっと見ると顔見せて前に進んで行く。そうあるべきじゃないかと思って」と真意を説明した。

 そして、坂上は「どうしても聞きたいことがある。機嫌損ねられちゃうかもしれないんだけど」と前置きした上で、「ASKAさんはもう薬やってないですよね?」と質問。ASKAは「ウンウンウン」と頷く。さらに、坂上は「お聞きしたいんですけど(薬物を)止めれる人と止めれない人の差って何なんですか」と聞く。

 これに、ASKAは「殺人に同情はあっても薬に同情はない」と発言。そして、

 「境界線があって、やらない側にいる人は何も分からない。何かの弾みでも、行っちゃった人は行っちゃった人だけが知る世界ってのがあって。いつでも戻ってこれる。だけど、戻って来させてくれない空気が世の中にはあって。『自分はいつでも止められる』ってのがどこかにあるから。それがやっぱりあの歯抜け状態でこう、続いてきてしまっただけの話で。やっちゃダメなんだよ」

 と薬物について持論を展開する。そして、坂上から「ASKAさんはもう薬をやらないと思っている」と告げられると、ASKAは逮捕後ダルク(薬物依存症リハビリ施設)に行ったことを明かす。また、その経緯について、最初は3日間の体験入寮で入所の有無を決めるものだったとし、

 「僕は特別重症じゃないし、重症って書かれたけど、こういう人たちと生活を経験してみるのも、長い人生において良い経験になるんじゃないかと思って、1月1日まで体験入寮した」と告白。

 ダルクでは、入所者から多くの声をかけられたそうで、ASKAは、

 「みんなこの人たち笑顔で苦しんでるな。なぜならば、社会から閉ざされてしまったってことを痛切に感じて、その中で生活しなきゃいけないことを余儀なくされているから。戻って来ようとしても、すぐはねられちゃうので。薬やる人とやらない人ってのは、やめようって思ったらやめる人、やっちゃう人、これだけの違い」

 と「薬物をやってしまう人」について持論を展開した。

 次に、坂上は「CHAGE and ASKA」復活の可能性について質問。するとASKAは、「言わないほうがいい。人が周りに多すぎる。二人で喋れば簡単に済むものを喋れないからこう(活動休止状態)なっちゃってる」と分析。そして、

 「僕は早く出てこいよと言っている。向こうも場を用意しろと言っているかもしれない。お互いの声が届かないから、こう(活動休止状態)なっちゃっている」

 とコメント。その上で、

 「でもあの、ひとつだけ確認できてるのは、CHAGE and ASKA に対しての愛情はお互いが持ち合わせている。100%持っているのは確認できている。それで十分だわ」と明かし、「もう周りいらない。どっか行っちゃえ周り」とChageとの間に入る人間が、話し合いを阻んでいることを匂わせた。

 今回逮捕後の様子や薬についての認識について赤裸々に語ったASKA。かつてのファンからは、「これから頑張ってほしい」「罪を償ったのだからこれからは前を向いてほしい」など応援の声が。

 一方で、ASKAが坂上から「薬やってないんですよね」と言われ、「ウンウンウン」としか言わなかったことや、ダルクに入所したエピソードを語る際に、「僕はそんなに重症じゃない」とコメントしたこと、また、「戻ってきてもはねられてしまう」など、薬物依存者サイドから物事を見ていることなどから、「またやっているのでは」と疑うネットユーザーもいる。下衆の勘繰りであることを願いたいのだが…。

 今回TV番組で明確に再犯を否定し、経験者として薬物依存について語ったASKA。当然のことだが、再び薬物に手を染めれば、信頼は大きく失墜し、芸能活動は絶望的となる。復活を喜んだファンをがっかりさせない行動を取ってもらいたいものだ。

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