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ASKAがメディアに“リベンジ”? 著作権侵害以外に“愛車のエンブレム破損”などの被害も

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ASKA

 歌手のASKAが読売テレビと芸能リポーターの井上公造氏に対し、自身の未発表楽曲が放送され、著作権および著作者人格権(公衆送信権および公表権)が侵害されたとして損害賠償を求めた訴訟の判決公判が11日、東京地裁で開かれ、同局などに計117万4000円を支払うよう言い渡されたことを、各スポーツ紙などが報じている。

 各紙などによると、ASKAは15年12月、「だれにも聞かせないでください」として井上氏に音声データを渡していた。しかし、自身が覚せい剤取締法違反で逮捕された16年11月28日の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」で放送。

 ASKAは音声データが無断で番組で流れたことに怒り、放送終了直後に電話し、「公造さん、曲を流しちゃダメだって」と抗議。それでも怒りは収まらなかったようで、音声データを入手し番組に提供した井上氏と番組を制作する同局に対し、約3300万円の損害賠償を求め17年8月に提訴。

 東京地裁は「未発表の楽曲を放送する際にASKA氏の許諾を取ったとは認められない」などとして、同局と井上氏に合わせて117万4000円を支払うよう命じたというのだ。

 「16年11月は逮捕されたものの、嫌疑不十分で不起訴処分となり釈放されたが、逮捕された時点で各メディアは“クロ”と決め付けてしまった。自宅に集まった報道陣からは愛車のエンブレムを破損させられるなど、甚大な“被害”を受けたASKAだが、なんとか“リベンジ”した形になった」(芸能記者)

 同日、ASKAはブログを更新。「我々は、あの放送後『ミヤネ屋』が、全国の視聴者に向かって、堂々と嘘をついて正当化させようとしたことなど、まだまだ、納得のいかないことなどがありますが、本日、判決が下されたことにより、それを受け止めることといたします」とつづっただけに、なんとか怒りが収まったようだ。

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