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オリックス成瀬善久、紅白戦好投で24日ソフトバンク戦に先発登板決定!

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成瀬善久

オリックス
春季キャンプ第3クール5日目(最終日)
▽17日 宮崎・清武SOKKENスタジアム

白 7-0 紅(9.5回制=10回表で終了)

オリックスが春季キャンプ第3クール最終日を17日、宮崎・清武SOKKENスタジアムで行った。

この日は首脳陣の発案により、朝10時40分から清武第二球場で、ファームの紅白戦を、12時30分からメインスタジアムで一軍の紅白戦をそれぞれ開催。野手はほぼ出場するとあってファンには堪らない1日となった。ファームの紅白戦では、ドラフト1位の高卒ルーキー太田椋が先制のタイムリーを含む2安打の活躍で、自軍の勝利に貢献。1軍の紅白戦出場も期待されたが、今回は見送られた。だが、ドラフト2位の頓宮裕真らファーム出場組の何人かは、1軍の紅白戦にも途中出場という形でダブルヘッダーを敢行している。

1軍の紅白戦は紅組がディクソン、白組が山岡泰輔と、開幕カードの先発が濃厚な2人が紅白戦初登板。2人とも2イニングを無失点に抑え、順調な仕上がりを見せていた。山岡は「球種とか確認出来ればと思っていたので、いいところがハッキリしてきた」と登板を振り返っている。白組2番手はベテラン成瀬善久。このキャンプをテスト生で参加し、新加入した成瀬の登板に注目が集まる中、主砲の吉田正尚、T-岡田を三振に斬って取るなど、健在ぶりを発揮。成瀬がロッテのエース時代に監督を務めていた西村徳文監督は「いいものを見せてもらった。まだまだイケる!持ち味のコントロールが良かった」と高評価。次回登板について、「24日のソフトバンク戦(アイビースタジアム)で先発させます。対外試合にどこまで対応出来るのか早く見極めたい」とし、3イニングの登板を予定しているという。

投手陣に関しては「富山(凌雅)以外は良かった」と2イニング目が終わる前に7失点を喫し、コントロールが定まる傾向がなかったことから、異例のイニング打ち切りをした富山以外の投手には手ごたえを感じた様子。富山と打撃不振の宗佑磨を第4クールからファームに降格させることを決定した。一軍昇格について、「そろそろ考えなきゃいけない」としている頓宮が昇格するかどうか期待が高まるところ。ルーキーでは左腕の左澤優が「一軍に近い」とこの日アピールに成功しており、同じく好投した山崎福也と左腕枠を競うことになりそうだ。

19日から始まる第4クールからは、オープン戦1軍出場に向けた争いが激化するのは間違いないだろう。

取材・文 / どら増田
写真 / 垪和さえ

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