逮捕された男は15日の午後4時20分頃、兵庫県伊丹市の路上で酒に酔い、道路で眠ってしまう。その様子を見た住民が通報。間もなくして、救急隊員が現場に駆けつける。
すると隊員が男のズボンの中に鞘付きのナイフが入っていることに気が付く。起きた後何をするかわからないだけに、隊員の恐怖は察するに余りある。幸い、男は抵抗などをしなかったようで、そのまま銃刀法違反の疑いで御用となった。
刃渡り約12センチのナイフを持った状態で酒に酔い道で寝るという行為だけでも異常だが、人々を呆れさせたのがその言い訳。男はナイフを持っていた理由について、「女性にパイナップルの皮を剥いてあげようと思っていたから」と供述しているのだ。その真意は不明だが、あくまでも「殺傷目的ではない」ということを言いたいのだろう。
かなり意味のわからない動機だけに、ネットユーザーの反応は賛否両論。「なにはともあれ12センチのナイフを持って歩くのはおかしい」「嘘に決まっている」「意味がわからない」と批判的な声がある一方で、「それなら仕方ない」「本当ならちょっとかわいそう」「許してあげてもいいのでは」という同情的な声も出た。
男に同情的な声もあるようだが、やはり刃渡り12センチのナイフをズボンの中に入れて道を歩くことは、殺人目的と取られても致し方ないだろう。本当にパイナップルの皮を剥いてあげたかったのなら、自宅に女性を招くべきだった。
パイナップルが招いた失敗か、それとも言い訳に使ったのか。いずれにしても、パイナップルにとっては迷惑な話だ。