逮捕容疑は、11月に児童福祉法違反容疑で逮捕された無職の男・C(22=住所不定)、同罪で起訴された無職の男・D(22=大津市本堅田)と共謀し、7月27日、大津市内のホテルで、出会い系サイトで知り合った会社役員の男性(43)に、滋賀県内の高校1年の女子生徒(15)を派遣し、1万5000円で売春させたとしている。
府警によると、容疑をAは否認、Bは認めているという。
無職男4人は、6月頃から出会い系サイトの掲示板に、女性を装って書き込んで客を募集し、知り合った男性に、少女らを派遣して援助交際をさせていた。
売春させられていた女性は15〜17歳の少女が4人、18歳以上が2人の計6人。無職男らは少女4人を、同県内を中心にして、計約230人の男性客に派遣し、約300万円を売り上げていたという。
少女らは主犯格のAとは、無料通話アプリ「LINE」で知り合った。家出をしていた少女もいたため、女性6人に集団生活をさせていた。
少女の1人が自宅に帰り、母親に相談したことで犯行が発覚。Aは9月、少女が自宅に帰ったことに立腹し、兵庫県住む母親の知人男性(35)に因縁を付け、乗用車1台を脅し取ったとして、恐喝などの疑いで逮捕されていた。
(蔵元英二)