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選挙間近、参院選に出たタレント候補たち

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今井絵理子議員

 2019年の参議院議員選挙が近づいている。投票日は7月21日が有力だ。参院選は、候補者名で投票すると、そのまま政党の得票となる非拘束名簿方式が採用されている。そのため、知名度のあるタレント候補が擁立されやすい。過去に参議院議員となったタレントを挙げていこう。

 現職のタレント参議院議員といえば、まず自民党の今井絵理子が挙げられる。SPEEDのメンバーとして活躍したのち、2016年の参院選で当選している。参議院の任期は6年で、今井は今回改選期ではない。

 今年改選となるのは山本太郎である。2011年の原発事故を受けて、反原発運動を開始。これに合わせて芸能事務所を退社し話題となった。さらに、自由党を離党し「れいわ新選組」を立ち上げ選挙に臨もうとしている。

 このほか元柔道五輪金メダリストのYAWARAちゃんこと谷亮子、読売巨人軍元監督の“悪太郎”こと堀内恒夫、元スキー選手の荻原健司、プロゴルファーの横峯さくらの父親、通称“さくらパパ”こと横峯良郎も参議院議員経験者だ。

 少し時代をさかのぼってみよう。2011年に亡くなった落語家の立川談志も、1971年に参議院議員に当選している。1975年には内閣の沖縄開発庁政務次官に就任するも、二日酔いで視察に臨むといった態度が問題となり約1ヶ月で辞任している。任期も1期のみであった。

 一方で、芸人ながら生真面目な性格で、参議院議員を3期務めたのが西川きよしである。義母の介護を経験したことから福祉関連の政策に力を入れていた。

 西川の芸人仲間である横山ノックも1968年から4回当選した。タレント、政治家としての知名度を活かし、1995年には大阪府知事選に立候補し当選する。この年は、東京都知事選でも参議院議員を経て立候補したタレント青島幸男が当選し、東西の知事がタレント出身となり話題を呼んだ。

 果たして今回の参院選にはあっと驚く候補者が登場することになるのか。期待して待ちたい。

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