この日の放送では、今話題の社会学者の古市憲寿氏とSHELLYが、同じ1984年の学年ということで一同に介した。これにいとうあさこも加わり、古市氏の自宅マンションにおいてアツいトークが繰り広げられた。古市氏はSPEEDの熱狂的ファンだったようで、憧れの相手との対面に、いつものクールなモードとは違い笑顔を見せていた。これにはネット上で「あの古市も人間くさいところがあるんだな」「これは俺でもそうなると思う」といった声が聞かれた。
番組では、SPEED解散の真相も語られ、島袋は「きっかけは私だったと思う」と当時の状況を話し始めた。「声が出なくなるとか、それぞれ思春期だったので思うところがあり、『このまま大人になっちゃいけない』といった焦りもあった」と振り返った。活動休止といった選択肢もあったが、「(ファンに)変な期待をもたせるよりも解散がいい」という結論に達したようだ。
島袋は、デビュー時は小学5年生の11歳であり、メンバー最年少であった。だが、今井絵理子とともにメインヴォーカルを担当しており、プレッシャーは大きかったといえるだろう。ネット上では「いろいろとつらいものもあったんだろうな」「解散を選んだのは大きな決断だったと思う」「今でも歌手ができているのは良い人生なのでは」といった声が聞かれた。90年代末を駆け抜けたSPEEDの知られざる話が聞けた一夜となったといえるだろう。