だが芸能界には、同じように支援しても叩かれてしまう者もいる。例えば紗栄子だ。
「彼女は2年前の熊本地震の際、Instagramで500万円の寄付をしたことを明かしています。しかし、その報告だけで済む話を、500万2,000円を振り込んだ『明細』の写真もアップしました。Instagramのフォロワーやネットユーザーは、500万もの大金を復興のために使う行動を評価しつつも、明細まで投稿することに対して異議を唱える者もいました」
紗栄子としては、単に「言葉」だけではなく、振り込んだ“証拠”を示すことで信ぴょう性を持たせたかったのだろうが、もともと彼女に対して一般人が持つ悪いイメージが災いし、バッシングを受けてしまったものと考えられる。
浜崎あゆみも熊本地震の際、震源地にほど近い益城町の避難場所を訪問。炊き出しに協力したほか、人々を激励し、サインに応じる姿がネットユーザーによって明かされた。
だが今回の豪雨では風向きが違ったようだ。
「浜崎は8日、自身のTwitterを更新。故郷・福岡をはじめとした西日本への思いをつづりました。“私を育ててくれた西日本という場所は、温かい人々と暖かい気候に恵まれた穏やかな場所です。この不思議でどこか懐かしい夕焼けを見ながら、生まれ育った故郷を想っていました。私が誰であっても、どこにいても、何をしていても、根っからの九州っ子である事は一生変わりません”。これに対しユーザーからは『結局自分のことかよ』などと批判されてしまいました」(同)
災害に対する向き合い方は人それぞれ。思い続けることも、現地を訪ねるのも、寄付するのも一つであるが、日本人は「言わずに行動する」ことが美徳とされがちだ。芸能人の災害支援の在り方については、これからも議論が続きそうだ。
記事内の引用について
紗栄子Instagramより
https://www.instagram.com/saekoofficial/?hl=ja
浜崎あゆみTwitterより https://twitter.com/ayu_19980408