今年8月24日、突如、紳助さんは所属する吉本興業本社で会見し、暴力団関係者との“黒い交際”を理由に芸能界を引退することを発表したのだ。
「今年の春先から一部週刊誌で紳助さんの“黒い交際”が報じられていた。紳助さん的には『セーフ』だったようだが、吉本的には『アウト』だったようだ」
引退時に民放キー局、ローカル局に合わせて6本のレギュラーがあった紳助さんだが、軒並み司会交代や打ち切りに。吉本とのパイプが太いテレビ各局が及び腰だった中、各週刊誌はまるで洪水のように紳助さんの“黒い交際”に関する新事実を報じた。
10月1日からは東京都で暴力団排除条例が施行されたこともあり、紳助さんに関する報道は世間の注目を集め、「紙媒体はまるで“紳助バブル”だった。潜伏先である沖縄には各メディアが集結し、マンションの周辺を取り囲んでいたが、うまく逃げられた」(週刊誌記者)
しかし、吉本は過熱する報道を黙って見過ごさず、特に過激な報道を展開していた「週刊現代」、「フライデー」の両誌ならびに、両誌を発行する講談社に対して億単位の巨額訴訟を起こし、徹底的に争う構えのようだ。
「結局、紳助さんのマネージャーは沖縄について行き、身の回りの世話をしていた。吉本も紳助さんと法廷闘争で共闘するということは、十分に紳助さんが復帰する可能性を伺わせている」(同)
とはいえ、このニュース、テレビ各局は扱いに困っているという。
「年末に各局とも今年の芸能ニュースのまとめをやっているが、吉本との関係もあるため、大々的にできない。やりすぎて、吉本にへそを曲げられたらバラエティー番組に多大な影響が出るし…」(テレビ関係者)
たとえ紳助さんが復帰するにしても、法廷闘争が決着してからとなりそうなだけに、まだまだ先になりそうだ。