小林選手は、2017年の第4回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、侍ジャパンの”ラッキーボーイ”として大ブレイク。日本代表と巨人軍の両方で正捕手の座を勝ち取った。
強肩が持ち味。甘いルックスも兼ね備え女性から非常に人気の高い小林選手は現在29歳だ。2018年3月、スカパーJSAT株式会社が発表した「イケメン選手ランキング」で、全国2000人の野球ファン(20〜79歳)の投票で第2位に輝いた。
もともと小林選手は、2013年ドラフト1位で巨人に入団。ベテラン阿部捕手の後継者として期待され、2014年の開幕戦では阿部選手に代わって途中出場した。エース・菅野選手との“スガコバ”バッテリーでレギュラーに定着し、スター選手となった。翌年の2015年から2018年までは、東京ドームで毎年恒例の「小林誠司デー」を開催している。
2018年のプレーヤーズ・デーと見比べると、人的補償で広島に移籍した長野久義選手を除くと、小林、田口麗斗、石川慎吾、陽岱鋼の4選手が「落選」した。代わりに、2018年ブレイクした岡本和真選手と、広島からFAで移籍した丸佳浩選手が選ばれた。
「田口ら3選手は昨シーズン成績不振で、一軍と二軍を行ったり来たりの状態が続いていたので、落選しても仕方ないでしょう。しかし、小林は正捕手で、2018年オールスターゲームのファン投票でもセ・リーグ捕手の1位。ファンからは落選させる理由がないと不満の声が上がっています」(スポーツライター)
今シーズン小林選手の「プレーヤーズ・デー」外しに対し、ネットでは「去年の出場数や人気考えて、小林入れない理由ないだろ」「原(辰徳監督)これ完全に干す気やな」「もうトレード目前だね」といった声が集まっている。
シーズンオフ以来、正捕手争いが熾烈になってきている中、小林選手にはちょっとしたトラブルがあった。1月7日、小林選手が自主トレ先の大阪・岸和田市内で、交通事故を起こしていたと18日発売の『FRIDAY』が報じたのだ。
「18年6月20日、小林はチーム全体練習に1時間半遅刻し、村田真一ヘッド兼バッテリーコーチを激怒させました。そして、同月29日から連続スタメン落ちし、翌月27日に1か月ぶりにスタメン復帰しました。規律の厳しさで有名な巨人フロントは、たびたび問題を起こす小林の“脇の甘さ”を危惧している。“干される”こともあり得るでしょう」(前出・同)
果たして、今シーズンに巨人の扇の要に就くのは誰なのだろうか。
文・内木未希