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噂の深層 角界八百長問題最初にカミングアウトした親方は謎の死

 相撲界の八百長問題がマスコミによって喧伝されはじめたのは、1970年代に入ってから。日本相撲協会は外部監査組織を設置したが、当時は稀代の名大関が人気をほしいままにした時代でもあったか…。それはそうと。

 当時、春日野理事長が音頭を取った調査のための理事による審議委員会で、ある明晰な親方がこんな抜本的対策を打ち出したエピソードは、あまり知られていない。

 この際、その某親方曰く、「東西の支度部屋にテレビカメラを設置しましょうよ」涼しい表情で言い放ったとも聞く。そもそもこの支度部屋こそが、付き人などによる八百長の密談やあやしい動きが行われているという疑惑の中心的な舞台と目されていたのである。

 しかし、抜本的解決ではないかとも思えるこの名案はいつの間にか消えていた。…それと同時期に、某親方は自ら、八百長をカミングアウトして廃業してしまったのである。

 このカミングアウトの内容は、「タニマチの借金の連帯保証人になって数億の負債を抱え、それを返すために白星を売っていた」という親方自身の独白であった。

 さて、以上について気になる点がいくつか存在する。

 まず、某親方がつねづね八百長に関わっていたというのであれば、彼が名提案をしたという逸話とは、合理的整合性に欠ける点だ。つまり某親方は、ほんとうに不正を働いていたのだろうか。

 二番目に、このタニマチ氏と某親方は、同じ日に同じ病院で同じ病気で死亡している点だ! これは偶然による病死の符合なのだろうか?

 某親方らの八百長スキャンダルについては、その晩年の弟子・板井関が廃業直後からマスコミ上で親方の援護射撃をしていたのだが…。その板井も今回の八百長騒動では、ついぞマスコミの前に姿をあらわすことがなかった。

 疑惑は、今もなお疑惑のままだ。

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