前作「THE 歩兵」はプレイステーション2、ニンテンドーDSで累計約13万本を売り上げた。今回はプレイヤーが傭兵部隊の歩兵となり、鬼軍曹から課せられる標的破壊や捕虜救出、敵部隊壊滅などのミッションを達成していく。売上目標は20万本というから自信のほどがうかがえる。
マシンガン、ライフル、ロケットランチャーなどの武器は100種類。しかし装備できる武器には重量制限があり、場面に合わせ必要な武器をセレクトする判断力が求められる。失敗すると日本刀で戦車と戦うことになってしまうかも。開発を担当した岡島信幸プロデューサーは「作戦は40種類以上あり、隠しミッションもあります。最初は弱く苦しいが、強くなった時の爽快感はなんともいえません」と話す。
今作ではプレイヤーの性別、体型などを自由にカスタマイズできる。4人同時の複数プレイも可能になった。
面白いのは鬼軍曹システムだ。男女いずれかの軍曹に従うほかない。前作で好評だった理不尽に鬼軍曹から叱責されるシステムは引き継ぎ、さらに過激になった。勝手に屈辱的なあだ名をつけられるほか、汚い言葉で罵られたり鉄拳制裁も。実際の軍隊生活を彷彿させるリアリティーだ。
税込み2625円。傭兵にあこがれるマニアは“出撃”してみてはどうか。