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SMバーで全裸になって縛られた巡査長が懲戒免職に

 北海道警は5月17日、札幌ススキノのSMバーで客の前で全裸になったとして、公然わいせつの罪で罰金10万円が確定した札幌厚別署(当時)の男性巡査長(28)を懲戒免職とした。また、巡査長と一緒に店内にいた旭川方面管内の警察署に勤務する30代男性巡査部長を、「いかがわしい場所に出入りした」として、停職1カ月とした。巡査部長も全裸に近い状態で、客席で酒を飲んでいたとされる。

 発表によると、道警中央署が2月11日未明、同店が深夜営業飲食店の営業許可しか受けていないにもかかわらず、風俗営業を行っている疑いがあったため、捜査員が潜入。その際に、同店に遊びに来ていた巡査長が、全裸となってステージで女性従業員にロープで縛られた。店には当時男女16人の客がいた。巡査長は公然わいせつの罪で現行犯逮捕された。他にも私的に友人の犯罪歴を1件照会していたことも分かり、処分対象となった。

 巡査部長と巡査長はともに当時、警察学校にて研修中で、寮では同室だった。巡査部長が以前このSMバーを1人で訪れたことを、巡査長に伝えると「連れていってほしい」と頼み込まれ、一緒に訪れたという。

 池田康則監察官室長は「ハレンチな行為で、道民に不快の念を抱かせたことをお詫びする」とコメントした。

 道警は組織を挙げて不祥事防止に取り組んでいる時期に起きたとして、懲戒基準より厳しい処分にしたという。巡査長は前途ある将来を、一時の欲望で棒に振ってしまった。
(蔵元英二)

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