報道をまとめると、チケットには30万通を超す応募があり、競争倍率は約30倍のプラチナ。全国128か所の映画館でライブビューイング(LV)が実施され、6万席がわずか50分で完売したという。
「ほかの人気アーティストたちがLVを実施してもなかなかチケットが完売することはない。にもかかわらず、完売とは恐るべき動員力。このところ、生駒の人気はダウンしていただけに、動員を危惧して武道館での開催となったようだが、もっと大きな会場でも余裕でチケットがさばけたのでは」(レコード会社関係者)
乃木坂のメンバーでここまで大規模な卒業コンサートを開催したのは、昨年2月の、現在は芸能活動を行っていない橋本奈々未さん以来。橋本さんは自身の誕生日でもある2月20日にさいたまスーパーアリーナで行い、3万5000人を動員した。
「会場をフルサイズに開放。あまりにもチケットの売れ行きが好調なため、ステージを見ることができず音しか聞こえない5000席を売り出したが完売だった」(芸能記者)
乃木坂は今や3期生のメンバーが台頭。今後、名前のある1期生のメンバーの卒業が相次ぎそうだが、“卒業ビジネス”でたっぷり稼げそうだ。
「公式ライバルのAKB48グループでは、HKT48・指原莉乃、NMB48・山本彩、SKE48・松井珠理奈ら数人しか卒業公演への大規模な動員が期待できない。ところが、乃木坂の場合、写真集を発売したクラスの桜井玲香、秋元真夏、松村沙友理らは生駒以上に動員できそう。白石麻衣、西野七瀬クラスなら引退ドームツアーでも余裕でチケットがさばけるだろう」(先のレコード会社関係者)
このあたりでもAKBグループと乃木坂の勢いの差が出てしまっているようだ。