もう我慢ならなかった。現在、世界ジュニア以外のベルトをGURENTAIに独占されてしまっている全日プロ。完全に政権を牛耳られてしまっている。
この現状を内田取締役は「確かに強いGURENTAIは認める。ただ、すべてにおいて品がなさ過ぎるだろ。あれじゃあ、ただのチンピラ。もっと挑戦する人間を敬え」とズバリ。まるで民主党の鳩山由紀夫代表の応援演説のごとく、“与党”批判を展開した。
「見るに忍びない。いつまで許すんだ。いい試合じゃすまないよ。悔しい思いを背負え」と諏訪魔にゲキ。さらに「政権奪回。ベルトを取り戻します」と両国大会の“マニフェスト”を掲げた。
くしくも30日は、全日プロのタイトルを管理する馳会長も衆院選を控えている。そのため今回は両国でタイトルマッチ宣言を行うことは出来ないが「馳さんも三冠戦のようなもの。頑張ってほしい」(内田取締役)と声援を送った。
夏休み最後の日曜日に大一番を迎える全日プロ本隊と馳会長。何が何でも“白星”をつかみとる。
なお、両国大会当日は武藤敬司社長と親交の深い“台湾の永ちゃん”こと人気歌手の伍佰(ウーバイ)も来場し、武藤のデビュー25周年を祝う。