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ナックル姫の米挑戦は転職のための箔付けか!?

 ナックル姫こと、吉田えり(17)の米・アリゾナウインターリーグへの挑戦が発表された。同リーグに参加する選手はマイナーや米独立リーグとの契約を目指すのが一般的だが、吉田は来年4月以降に在籍するチームがすでに“内定”しているという。今回の米挑戦は、その新球団と契約するための“箔付け”でもあるようだ。

 「来年? じっくり検討しているところです」(12月6日)

 関西独立リーグ・神戸9クルーズ退団後、去就に関する質問にはそんなふうに明言を避けてきた。しかし、彼女の移籍先は『関西独立リーグ・神戸9クルーズ』退団前から“内定”していた。来年4月からスタートする『日本女子プロ野球機構』である。
 「その関係者が吉田の名前をチラつかせ、協賛スポンサーを探しているんです。入団の可能性? 既成事実のように捉えている人もいますよ」(関係者)

 『日本女子プロ野球機構』とは、健康食品会社・Wが全面出資する別会社によって運営される。『W』は健全経営で知られるが、女子プロ野球リーグの運営には「最低でも年間3億円は掛かる」とされ、出資分を回収できるのかどうかを不安視する声も会社内部から出ていた。『チケットの売上げ』を収支の柱としているだけに、吉田の獲得はリーグ存亡の死活問題と言っていいだろう。
 「Wは『関西独立リーグ・神戸9クルーズ』との関係もかなり深いです。『関西独立リーグ・神戸9クルーズ』の経営難を知り、距離を置くようになりました。でも、吉田個人にも強い影響力を持っており、『女子プロ野球』は吉田獲得を前提に発足されたようなもの」(芸能プロ関係者)

 吉田は大手芸能プロダクションとマネジメント契約を交わしており、その意向も窺わなければならない。いずれにせよ、吉田の去就は“大人の都合”で決められるようだ。
 「『関西独立リーグ・神戸9クルーズ』に限らず、どの独立リーグも経営面で苦しいので、人気の吉田には興味を示していました。唯一、気になるのは、吉田が女子硬式野球チームに在籍した時代、釣瓶打ちにされているんですよね」(前出・同)

 細かい技術論は省くが、「吉田のナックルは『揺れ』が小さいため、女子相手では通用しない」という専門家の意見もある。男子のなかに入って、初めて光る投手とも言えるが、当の本人は今回の挑戦を「実験」と話している。何が何でも、米独立リーグと契約しようとは思っていないのだ。『女子プロ野球』に加盟する朝日トラストは、吉田が独立リーグ入りするまで在籍していた古巣。元同僚たちは彼女の帰還に好意的だというが、果たして…。

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