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作者自らマミと優に命を吹き込む

 8月25日から杉並アニメーションミュージアムで行われている企画展「スタジオぴえろ〜魔法少女の華麗なる世界」。その関連イベント「クリィミーマミ…描きます」が9月13日に開催された。そのもようをリポートしよう。

 「魔法の天使クリィミーマミ」のキャラクターデザイナーだった高田明美さん(ほかにキャラデザを手がけた代表的なアニメ作品に「うる星やつら」「機動警察パトレイバー」など。現在は宝飾デザイナーとしても活躍中)を招き、実際にイラストを描く様子をファンたちに披露するという企画。定員は50名だったが、参加申込券は応募当日に即埋まるほどの大人気。いまだ衰えぬファンの熱意が実証され、当日も、リアルタイム世代からまだ生まれてもいなかった人まで多くのファンで会場は賑わった。

 イベントはWebカメラを使って高田さんの手元を撮影、高田さんはファンや司会者の質問に答えながら優とマミ(共に「クリィミーマミ」より)のカラーイラストを描き進める、という流れ。ミュージアムからはトークイベントとして依頼されたのだが、時間いっぱいトークのみに終始するよりも、と高田さんから提案があったそう。参加者たちは、使用画材や「クリィミーマミ」の裏話といった貴重なトークを耳で楽しみ、目では魔法のようにマミと優に命が吹き込まれていく光景という貴重な瞬間を間近で体験。ついにイラストが完成し、高田さんが2点の絵を掲げた際には、自然と感嘆の声が会場全体から上がっていた。
 完成したイラストのうち、1枚は会場で行ったジャンケン大会の勝者に贈呈(!)され(勝者はマミを選択)、残る優のイラストはミュージアムの所蔵品として企画展会期中、場内に展示される。企画展自体は11月23日まで開催され、期間中は「魔法の天使クリィミーマミ」から「魔法のステージ ファンシーララ」までの歴代作品から選りすぐったエピソードの上映会のほか、設定資料・台本そしてグッズといった貴重なアイテムの展示など、魔法シリーズに心ときめいたファンならぜひ来訪してほしい内容となっている。上映プログラムなど詳細はミュージアムの公式サイト(http://www.sam.or.jp/)で確認を。期間は11月23日まで。
((C)スタジオぴえろ)

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