民主党本部で小沢一郎同党幹事長とともに参院選比例代表の出馬会見に臨んだ谷氏は満面の笑みで意気込んだ。
小学校1年から兄の影響で柔道を始めると中学3年の時、初の国際大会となった福岡国際で最年少の15歳で優勝。以後、現在まで女子48キロ級の第一人者として君臨。五輪は92年のバルセロナと96年のアトランタで銀、00年のシドニーと04年のアテネは金、08年の北京は銅メダルを獲得。
国際舞台に躍り出たころにはいつしか「ヤワラちゃん」と呼ばれるようになったが、当時アニメが放送されていた浦沢直樹原作の柔道マンガ「YAWARA!」のかわいらしい主人公の名前を取りそう呼ばれるようになった。その主人公に似ているかといえば…気になる方は原作をご覧になっていただきたいものだ。
とはいえ、谷氏はなかなかのモテぶりだった。
「アトランタ五輪後は、自転車で銅メダルを獲得した十文字貴信選手との交際が発覚。柔道界では総合格闘技に転向した某柔道家ら男子選手とのうわさが絶えなかった。十文字選手との交際が発覚しながら、当時アマチュアで同五輪に出場していて出会った巨人の谷佳知選手といつの間にか交際に発展し03年12月に結婚。都内のホテルで豪華披露宴を行い、日本テレビが中継した」(スポーツ紙記者)
谷氏の旧姓は田村で、これまで2児をもうけており、五輪のたびに「最高で金、最低でも金」、「田村でも金、谷でも金」、「ママでも金」という“ヤワラ語録”を生んだ。比例区だから当選は確実。会見では12年のロンドン五輪を目指し、議院と二足のわらじをはくことを宣言したが、さすがに、「(議院の)金バッジでも金」とは言わなかった。
そんな谷氏だが、“泣き所”と言われるのが父親の存在。
「本業は整体師のようだが、ヤバイうわさはいくらでもある。以前、地元・福岡に取材に行ったら、近所の人は『あの一家とかかわりたくない』と取材に応じてくれなかった。谷氏が当選したら、父親がらみのスキャンダルがひとつやふたつは出てくるのでは。ちなみに、谷氏が影響を受けて柔道を始めた兄もかなりやばい人といううわさ。披露宴は欠席していた」(週刊誌記者)
谷選手との披露宴では地球型のケーキに入刀という前代未聞の演出で国民の度肝を抜いた谷氏。
ロンドンで現役議員として、また2児の母として金メダルを獲得しまたまた国民の度肝を抜くことはできるのだろうか?