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小池晃氏擁立の革新都政をつくる会は歌でも勝負

 4月に投開票される東京都知事選で、日本共産党系の政治団体「革新都政をつくる会」が、前参院議員の小池晃・共産党政策委員長を擁立する方針と3日に報道された。

 同日、東京都江東区で開催された「革新都・区政をめざす江東連絡会」主催の「2011春 東京を変える 都民のための都政を江東区民の集い」において、中山伸・革新都政をつくる会事務局長は正式発表前ということで候補者を明らかにしなかったが、報道内容を否定することもなかった。

 中山氏は候補者の条件として「都政、国政問題での立ち位置が明確で、論戦力、政治力があり、知名度とともに幅広い共同拡大の要となる人」などを挙げた。中山氏は、この条件から「皆さんにも候補者のイメージが浮かぶでしょう」と語った。

 小池氏は、テレビの討論番組や記者会見などで党の顔として知名度は高い。また、昨年の参議院議員選挙では落選したものの、「小池晃さんを応援する市民勝手連」が立ち上がるなど共産党組織外からも支持を広げた。この実績などから「共同拡大の要」と想定しているに見られる。

 「江東区民の集い」では、労働組合や弁護士、市民団体、都議会議員など各界からリレートークがなされたが、寸劇や合唱など楽しめるパフォーマンスがあったことも特徴である。圧巻は都知事選の応援歌「明日をこの手に」で、会場全体で唱和された。「明日をこの手に」は橋本のぶよ氏が作詞・作曲した曲である。

 「革新都政をつくる会」の出発点である美濃部亮吉氏の都知事選でも「おはよう東京」という応援歌があった。「おはよう東京」では「革新の希望にあふれる私の東京」と、明るい希望を高らかに歌い上げられていた。これに対し「明日をこの手に」は、「住みつづけるために」「くらしを守る」など、深刻な現実を踏まえて東京を変えようという決意の歌になっている。応援歌を活用して幅広い層に浸透できるか、選挙手法にも注目である。
(林田力)

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